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シードル嬢からほっくん家からオオアリクイ

2023年10月26日
十年以上も会いたかったんだから初恋の人に会う気分でドキドキしながらしなの鉄道で松本へ。
松本駅で待っててくれました。
考えていた通りのカッコイイ女性でした。
シードル嬢は、やっぱり美人さん!

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翁堂ってレトロなカフェに行きました。
パフェでっかいしお隣りのおじさんのミートスパゲッティ美味しそうでまた行きたい!

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またたびっていう味噌蔵を改装した可愛いゲストハウスでおしゃべりしてから、まったりした松本の町を歩いて開いていた居酒屋で松本のワインとお食事をごちそうになりました。
美味しかった~!

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初めて訪れた松本は、きれいなところでした。

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広島に帰ってお土産を開けたら、美味しいものがいっぱい入っててやっぱどるっちのセンスにはかなわない!
また行きます!
広島に来たらお好み焼きじゃね( ´∀` )




松本駅の美味しい立ち食い天ぷらそばを食べてから満足して栃木へ!



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宇都宮から東京の江戸川自然動物園。

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オオアリクイ大好きなもので。(私が)

隣のワライカワセミが鳴かなかったのが残念でならなかった今回の♫動物園へい~こうよ!♬


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木曜日記

2023年10月11日
熊五郎って友達がいまして、彼は世界中の面白いブログを探してくるのが上手くて、おかげで私はドイツに住んでいるヘルブラウさんと友達になれたし、北海道のミンタラのひげさんにも会えたし木曜日記のシードルさんとも知合えました。芋づる式に美鳥花さんや白あずきさんとも会えました。
会えてないのは、『木曜日記』のどるっちことシードル嬢だけです。
だから、会いに行ってきます。
カーテンの後ろに透けた猫の写真を観た時になんて写真の上手い人なんだ!と思ったのが会いたいと思ったきっかけ。



さて、カモメのなんだか人気の年間スケジュールの写真を今年も中村啓太郎氏が撮影してくれました。
今年は原画が大勢だったので、一人ずつ別撮りだったので一日仕事でした。
フォトグラフファー啓太郎、メイキングを撮ってくれたドクター、衣装自前でカモメに集まってくれたモデルのみなさん、衣装を貸してくれた皆さんありがとう!

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元絵は、分かりますかね?
お楽しみに!!


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十月の句会 『九月尽』

2023年10月10日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報百九号(令和五年十月) 

長かった残暑も収まり一気に秋らしくなってきた。宮武裕さんの『宮武裕 pierrot』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、初めての春一番さんと月青さんと欠席投句の三名を含めて十六名となった。

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記) 
 

兼題 「九月尽」       
   
カナヘビも岩にすがるか九月尽  進
九月尽擦り寄るにゃんこの毛も付かず  彩鳥
バスドラムの重低音や九月尽  たつみ
レシートの残高999九月尽  麦
神死せる地を風は逝き九月尽  斑猫
豚汁のおかわりひとつ九月尽  月青
◎山頂の雲の速さや九月尽  朋子
こおろぎもばったもはねて九月尽  風外
出西の蛇の目並べん九月尽  七軒
本を読むベンチの男九月尽  六星
薄くなるものならぬもの九月尽  えこ
九月尽夫の蔵書を何としよ  ねむ女
九月尽遠く浮き立つ大鳥居  走波
九月尽夜明けに手繰る毛布かな  春一番
○水筒を手放せぬまま九月尽  茂樹
蹴り上げし夜具引き上げし九月尽  厚子
     
当季雑詠
      
小枝踏む足音独り秋の山  進
百舌鳥鳴きて見あぐる空の高さかな  進
燕帰るしんと静まる町家の通り  彩鳥
秋の蚊の今正念場種の保存  彩鳥
◎引揚げの話聞きをり葉鶏頭  たつみ
すみません今日は帰って彼岸花  たつみ
○満月を誘つて共に縄跳びす  麦   
山路来て未知の集落新松子  麦
亡霊の聲聴き跳ねるかまどうま  斑猫
月光に白き乳房の静脈を見る  斑猫
紫の星の咲きたる桔梗かな  月青       
空澄みて眺むる日々よ今日の雲  月青
立ち食ひかやはり老舗か蕎麦の秋  朋子
甘露煮と唱へてまろき栗を剥き  朋子
秋深しメダカももぐり生活し  風外
案山子たち畑に五体は多すぎる  風外
無花果をつくるもうるも古江かな  七軒    
○ビニールのバットでヒット苅田かな  七軒
秋晴の土産はミニヨンチョコレート  六星
シマシマの胸筋ラクビー夜長し  六星
ラーメン屋出で名月を見上げをり  えこ      
ぷ、ぷ、ぷ、ぷと爺の屁や秋一歩づつ  えこ
銘は月影やはらかき菓子いただきぬ  ねむ女
銅鑼の音の月見の席へ誘へり  ねむ女
○杖買ひて先づ居酒屋へ秋の宵  走波       
秋霖や独り住まひのワンルーム  走波
菊を愛で一杯やるなら秋刀魚かな  春一番
生垣の金木犀が秋紡ぎ  春一番
厳島へ光(くわう)の架け橋秋彼岸  茂樹
金柑や未来を託す子の笑顔   茂樹
秋麗日向に鳩が丸くおり  厚子
窓越しに交わす挨拶冬隣  厚子
                                             


(句会寸描)

*兼題は、朋子さんが一位となった。雑詠は、接戦の末、たつみさんが一位となった。兼題は、皆さんいろいろな目線で捉えているところが面白かった。雑詠は、発想の奇抜な句が目についた。
                               
*兼題「九月尽」
◎山頂の雲の速さや九月尽  朋子
春や夏の雲は、動かない感覚があるが、秋は流れるように雲が動いている。上空を見上げただけでも確認できるが、山やビルなど目に見える固定したものがあると更に実感できる。本格的な秋の深まりを感じさせる。

○水筒を手放せぬまま九月尽  茂樹 
今年の夏は本当に暑かった。外出の際は、水筒の持参が習慣となっていて、街中でも多く見かけられた。そんな状況が九月いっぱいまで続いた。


*当季雑詠
◎引揚げの話聞きをり葉鶏頭  たつみ
令和になり、すっかり「引揚げ」の体験者も少なくなり、「引揚げ」の言葉そのものが死語になりつつある。貴重な体験をじっくり聞いている落ち着いた雰囲気を「葉鶏頭」が上手く演出している。
                          
○満月を誘つて共に縄跳びす  麦
ほのぼのとした絵本を見ているようで、心が和む。「満月」にやさしく語りかけているような作者の顔が見えてくる。下五の「縄跳びす」(冬)の季重なりが惜しまれる。
 
○ビニールのバットでヒット苅田かな  七軒
今では、あまり目にしない光景だが、「ビニールのバット」は危なくないので、子供たちは心置きなく駆けずり回っている。黄色い声援が聞こえてくる。

○杖買ひて先づ居酒屋へ秋の宵  走波
年齢を重ねて足も衰えてきた。杖を買って万全の体制である。「居酒屋」へ迷わず向かういかにも楽し気な様子が伝わってくる。
                            


*次回予定

日時 十一月五日(日)十八時~二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「立冬」一句と当季雑詠を二句

   (茂樹 記)


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大智くんと宮武さんとエイサークラブ

2023年10月06日
金島大智君とアトムは二週間ずっといちゃいちゃしていました。

金島大智 新しき世界へ  
  2023  その先 私は

9/16~9/30

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だからアトムが最近は淋しそうです。



宮武 裕  pierrot
10/1~10/15


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そして、カモメエイサークラブを始めることにしました。
実際は、二葉公民館で活動されている龍風会門下の作りたてのサークルです。
さあ、続けてやって皆さんの前で踊れるようになりたいですね!


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九月 兼題は「赤蜻蛉」

2023年09月20日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百八号(令和五年九月) 

今年は例年になく残暑が厳しく、九月に入っても一向に収まる気配がない。日野浦剛さんの『イラストレーション作品展』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の四名を含めて十二名となった。

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記) 
 


兼題 「赤蜻蛉」  
    
はろばろと風土記の丘に赤とんぼ  ねむ女
○空間に炎の破片赤蜻蛉  斑猫
飛んできて止まっては飛ぶ赤蜻蛉  進
○サカスタの屋根現れて赤とんぼ  六星
駅舎から視線の先に赤蜻蛉  厚子
稲の穂の色づく毎に赤とんぼ  麦
◎赤とんぼカーブミラーで立ち止まり  風外
ひんがしの文をもてこよ赤蜻蛉  七軒
赤とんぼ群れて飛び交ふ無人駅  走波
日の当たる方へと群るる赤とんぼ  茂樹
お前にも危険な暑さ赤とんぼ  彩鳥
赤蜻蛉交尾のままに飛びゆきぬ  たつみ
     

当季雑詠

故郷はひがな磯ひよどり鳴けり  ねむ女
友と来て秋の雷雨や中之島  ねむ女
稲妻に混沌煮おり魔女三人  斑猫
ユリシーズ女読みつつ野分立つ  斑猫
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句づくりに脇に酒置き夜食かな  進
松蟲や窓枠つかむ長き足  進
渺渺(びょうびょう)とモンゴル流る天の川  六星
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photo by Tatsuya Okabayashi in Mongolia 2023

ばあちゃんの朝イチヂクの木の匂い  六星
◎秋晴れや航跡雲の一文字  厚子
待宵の月も楽しやあれやアレ  厚子
卵2コ借りて朝餉の若冲忌  麦
虫が鳴く腹が減ったか恋歌か  風外
メダカの子秋には孫が生まれたり  風外
根のにほひ土のにほひの秋出水  七軒
月光を集めて青き湯を飲まん  七軒
昼の月何かいい事ありそうな  走波
○ポン菓子のはじける音や秋祭  走波
ツーリングバイク風切る秋日和  茂樹
古本の頁を開き秋の蠅  茂樹
曼殊沙華正確無比の体内時計  彩鳥
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こんな日が来るとは秋刀魚高級魚  彩鳥
蟷螂としばし遊びぬ日暮れ時  たつみ
ちちははの声は聞こえず法師蝉  たつみ

 
(句会寸描)

*兼題は、風外さんが一位となった。雑詠は、一歩抜け出し、厚子さんが一位となった。今回は兼題・雑詠共、選句に苦労するほど秀逸な句が多かった。                        
                               
*兼題 「赤蜻蛉」

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◎赤とんぼカーブミラーで立ち止まり  風外
「赤とんぼ」を擬人化しているところが、ユーモラス。人なら山や空などが「カーブミラー」に映って見えるが、「赤とんぼ」にはどのように映って何を感じているのか、興味深い。案外、自分が映っている姿に驚いているのかもしれない。

○空間に炎の破片赤蜻蛉  斑猫
中七の「炎の破片」に詩情がある。物理学者のような目で見ているところも面白い。たくさんの「赤蜻蛉」が乱舞している様子がうかがえる。

○サカスタの屋根現れて赤とんぼ  六星
今建設中の新サッカースタジアムである。「サカスタ」の略字が少し気になるが、「屋根現れて」に完成に近づいている実感があらわれている。「赤とんぼ」の姿もほのぼのとして見える。

*当季雑詠

◎秋晴れや航跡雲の一文字  厚子
単純に飛行機雲ではなく「航跡雲」としたところが素晴らしい。「航跡雲」は、より確かな表現であり、飛行機ばかりでなく、航跡から連想して船まで思い浮かべられる。
                          
○ポン菓子のはじける音や秋祭  走波
コロナ禍も落ち着き、久しぶりの「秋祭」である。少し昭和へタイムスリップした感じもする。懐かしさも手伝って、集まった親子の喜びもはじけているような雰囲気がある。

                            
*次回予定

日時 十月一日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「九月尽」一句と当季雑詠を二句

   (茂樹 記)

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illustrator TAKESHI HINOURA

2023年09月14日
日野浦剛 ひのうらたけし イラストレーション作品展
9/9~9/15

東京でイラストレーターをしているリリのクラスメイトです。
車で10時間かけて広島に帰ってきて個展開催中です。

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最愛の奥さん💓

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プロなので、依頼があればどんな絵でも描けます。


せっかくだから集まれる友人達でクラス会しました。
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前列三人は足がワナワナしているんです。長くて~!(笑)

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何十年前だかのクラス会とほぼ同じ位置で撮ってみました。

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お仲間のバイクにたかっているおじさん達。

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そして、自分もハーレーで帰っていく! ブンブンブブブン





ドイツからレアちゃんと建築家の友達たちがやってきました。
レアちゃんはまだ高校生の頃から知っているヘルブラウさんとこの次女ちゃんです。

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レアちゃんはバウハウス卒業して今は建築家です。かわいいじゃろ。立っているのは以前も来たことがあるエレーナ。

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同世代のアーティストの手嶋勇気君の作品を観てもらえていいタイミングでした。
お互いの国事情も少し話せてとてもいい時間でした。

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YUKI TEJIMA 手嶋勇気

2023年09月06日
手嶋勇気 絵画展
2023 9/1-9/8


ご挨拶   2023年9月1日 手嶋 勇気

この度は、「手嶋勇気絵画展」にお越しいただきありがとうございます。
本展では、広島をはじめとした洋 画 家 たちの軌跡を現代のツールを用いてやり直していくという試みのもと、スマートフォンのドローイング用アプリを使用し、出来上 がった画像(CG 画像)を絵の具などを用いて再現する絵画作品を発表します。
会 場 に並んでいるイメージは、どれも僕 自 身 が見た / 知った景 色 が基になっていて、 スマートフォンを片手に広島の風景を描くなかで出来たものです。 また、活動初期からの作品も数点展示しておりますので、僕自身の軌跡も併せて ご覧ください。
広 島 に 住 み 始 め て 1 0 年 以 上 に な り ま す が 、 同 じ 場 所 に 何 年 も 住 ん で い る と その場 所 について少しずつ知っていくもので、なかでも当地の画 家 たちについ て知るようになりました。広島の画家は、凄 惨 な体 験 や反 戦 ・平和を描くかた わら、沢 山 の街並みのスケッチを残しています。彼らのスケッチは、一見すると目 の前の街並みをただ描いたものに過ぎないように見えますが、戦後、ある種のリアリズ ムを形成した画家たちが、なんの目的もなく目の前の風景を描いていたのでしょうか。 " 平和 " にかわっていく街並みを前に、彼らは何を思いながらスケッチをしていた のか。 僕にはそうした行為が、平和になった街並みに喜びを持って描くだけでなく、複雑 な状況下で新しくなっていく街並みを受け入れ、それでも自分なりに愛そうとする 試みに思えます。
引き継げない歴史や感情が沢山ある中で、 絵画を通じて彼らの行為に同化しつつ別 の仕方で描き直していくことが、イメージが固定化し、均質化しつつある都市にとって大 切なことになりうるのではないでしょうか。
発表する新作は、2020 年から今年まで描きためたデジタルスケッチから選んでいま す。過去との接続を求めつつ、現在を重ねるように描いた作品群から、描かれた場所や 意味をゆっくりと紐解き、お楽しみいただけると幸いです。


『ひろしまのスケッチ』

四国五郎の『ひろしまのスケッチ』を手にとったのは、何年前のことだろうか。 それほど昔というわけでもなく、ここ4年くらいのことだと思う。僕が広島で スケッチを描き始めたのは、大木茂さんの旧アトリエを5年ほどまえに訪問してか らだったので、それよりは最近のことだ。とにかく、手にして以来よく持ち歩いて いるので、なかなかボロボロになってきた。
『ひろしまのスケッチ』は、昭和60年に出版された本で、スケッチは本人が何十 年も描き続けたものから選んで載せており、今の風景とは違って見えるものも多い。 もちろん、あえてそうしているところもあるだろう。著書の中のスケッチを「ヒロ シマを手さぐりする過程」と四国は語っているが、意味の探求のほかにも広島の画家 たちにとって、かわりゆく都市を記録することも重要だったはずである。彼らのスケッ チにはもう決して見ることのできない風景が数多くとどめられている。 もちろんいまも都市の風景はかわりつづけている。広島市中心部では広島駅前や 基町付近が大きく変わっているし、2年ほど住んでいた西広島もどんどん新しい装 いに変わっていく最中だ。 圓鍔勝三の《花の精》は、広島城南広場に控えめな水飛沫をだす噴水と共に設置 されていたが、“かわりゆく都市”の渦中でハノーバー庭園の近くに移設され、噴水 は破壊された。そして、去年まで広島城を背にしていた《花の精》たちは、スタジ アムの建設風景を遠方に背負うことになった。あたりまえのことだけど、自分が いま描いているものは刻々と変化するものであるし、ともすれば、ほんとうに簡 単に消えてしまうものであると改めて実感する体験だった。
「都市美も都市理念も、永久に完成ということはない。いわば絶えることのない創 造活動の繰り返しであり、それをするのはだれでもない、広島に住む私たちである。」 と四国はいう。 絶えることのない創造活動の繰り返しによって形成されたこの都市の美しさや理念 は、どんな色や形をしているのだろうか。この街の画家に習いながら、スケッチブッ クを iPhone に持ちかえて風景を描いて以来、僕にとってのスケッチはひろしま を手さぐりする過程になっているのかもしれない。 比治山にある黒松を広島洋画壇の先輩にあたる山路商が描いていた松であろうと 四国が紹介しているので見にいったら、ありし日の姿は微塵も感じられず黒く朽ちた木が雑草の中に埋もれていた。すぐそばの被爆桜が丁寧に保護されているのが印象的だった。



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ここにはランダムに絵を置きましたが実際のカモメの空間は作品と同じく緊張感のあるすがすがしいような配置をされています。

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田部健次の金工

2023年08月22日
田部健次 金工作品展

身近な暮らしの中に金属を素材としたメタルアートを・・・
  小さな夢の世界
8/16~8/31

沢山みて欲しいのでネットでご紹介します。
小さなアクセサリーは、10000~20000から
茶道具、香合などは、50000~60000から
干支は、10000
大きな花器などはそれなりに・・・
気になるものがあればカモメまでお問い合わせください。

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カモメ15周年記念展 『再生』

2023年08月20日
2023年8月1日がカモメのばぁばぁ15周年記念日

お陰様で16年目に入りました。
流行り病がはびこって4年目です。何かと値上がりしていて生活がじわじわ窮屈になっています。
しっかり足元を見て工夫して上手いこと幸せでいたいですよねー!
それで、『再生』というテーマでそこにあるもので創造したものを展示販売する企画を立てました。


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16年目のカモメ・・・よく頑張っている家。


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鷲ちゃんの漫画。


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リリは、三十代の時に竹富島で過ごした半年間で創った織物を初めて展示しました。
蚕を飼って繭から絹糸を作ること、芭蕉を採って煮て繋いで糸を作ること、織ることを一から教えてもらいました。
カモメを始める前も沢山の方に教えてもらってお世話になっていることを忘れない様にしないといけん!


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田中岳彦 虫


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レザークラフト  雨凛
スタピライズドウッド  24季


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中丸寿絵  服飾 布小物


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開由利  絵画 自然の物を使った雑貨


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サビ子商店  服飾 布雑貨 サビ雑貨


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AKI 金継ぎワークショップ



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プレゼントいっぱいもらいました。来てもらえるだけでも、たまに思い出してもらえるだけでも十分なのに。


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えっちゃん、みなさんありがとうございます。

これからも想像力のある面白いギャラリーを目指します!






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八月の兼題 「原爆忌」

2023年08月17日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百七号(令和五年八月) 

八月六日、七八回目の原爆の日を迎えた。住川雄一さんの作品展『感謝〜ひまわりとの出逢い〜』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の六名を含めて十二名となった。

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sketch by Yuichi Sumikawa


(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)
  



兼題 「原爆忌」
 
◎真白なる母の髪切る原爆忌  麦
新聞を食べて孤児なり原爆忌  七軒
戦争は二度とごめんと原爆忌  厚子
焼けし道生き抜きて母広島忌  六星
をちこちで鐘がなるなり原爆忌  ねむ女
条幅の墨色は濃し広島忌  たつみ
黙示録読みて聲なき原爆忌  斑猫
高き雲ますます高く原爆忌  進
ガン患らふ友は被爆者広島忌  走波
献水のぬるくなりにし原爆忌  朋子
爆心地本日の白き白き雲  えこ
○工兵橋残されてゐる広島忌  茂樹
     

当季雑詠

◎蝉しぐれ朝のブラシに絡みつく  麦
はや過ぎし六十年に打ち水す  麦
寄席はねて橋渡らんと夜の秋  七軒
百合の香を鼻腔でまはす舞台袖  七軒
わけも無くため息をつく初秋かな  厚子
笑み誘ふハート歪みし揚花火  厚子
ハト追いの幼子はあっかんべー  六星
蝉時雨いよよ一匹見つけたり  六星
○空蝉のしかと掴める草の蔓  ねむ女
夫の書を曝してゐたる原爆忌  ねむ女
○子ども用プール干されし日陰かな  たつみ
○教科書を捨つ白昼の蝉時雨  たつみ
月に悪魔大腿骨の笛を吹く  斑猫
スフィンクス謎問う道の星月夜  斑猫
帚木の影も揺らめく日差しかな  進
ひぐらしや鳴くにまかせて通り雨  進
遠雷や木々ざわめける雨の予感  走波
放水路川原にテントの五・六張り  走波
◎亀(かめ)(だけ)の短かき蕎麦や清張忌  朋子
合歓の花午後の列車はあと五分  朋子
あさがほのゆつくり呼吸する早朝  えこ
八月の郵便配達顔真っ赤  えこ
新涼や少し明るいジャズ喫茶  茂樹
八月の雲広島へのしかかる  茂樹
                
                                       

(句会寸描)

*兼題は、麦さんが一位となった。雑詠は、大接戦の末、麦さんと朋子さんが一位を分け合った。兼題は、爆心地ならではの体験的な句が目を引いた。雑詠は夏を惜しむような句が多かった。
                               

*兼題「原爆忌」

◎真白なる母の髪切る原爆忌  麦
動作を描写しただけで一切感情が入っていない。淡々とした語り口の中に、お母様へのやさしい眼差しと、これまでに様々な思いが伝わってくる。

○工兵橋残されてゐる広島忌  茂樹
名前の通り、かつては、兵隊さん専用の橋であった。あれから七十八年の歳月が過ぎ、老朽化により一度架け替えられたが、今も健在で、学生や一般市民に広く利用されている。

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*当季雑詠

◎蝉しぐれ朝のブラシに絡みつく  麦
最盛期には、朝からうんざりするような蝉の大合唱である。下五の「絡みつく」が、鬱陶しい感じを上手く捉えている。
                          
◎亀(かめ)(だけ)の短かき蕎麦や清張忌  朋子
清張の「砂の器」のロケ地として有名な亀嵩駅である。作者は現地で蕎麦をいただきながら、映画や小説のその場面に思いを馳せている。
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○空蝉のしかと掴める草の蔓  ねむ女
「空蝉」は、いろんな場所で見ることができるが、「草の蔓」は珍しい。中七の「しかと掴める」に蝉誕生の神秘的な力強さを感じる。
                            
○子ども用プール干されし日陰かな  たつみ
日向の「子ども用プール」で、元気にはしゃいでいた姿が目に浮かぶ。昔は夏休みになるとよく見かけたが、最近では、この光景も珍しくなった。

○教科書を捨つ白昼の蝉時雨  たつみ
捨てるものが「教科書」というのが、いろいろと想像力をかきたてる。「白昼の蝉時雨」が、どこか劇的な感じがする。




*次回予定

日時 九月十日(日)十八時〜二十時 
【いつもの第一日曜日ではありません】
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「赤蜻蛉」一句と当季雑詠を二句

      (茂樹 記)
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八月一日が創業記念日でした。

2023年08月04日
記念日をすっかり忘れて球場へ⚾

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クリ君が投球練習してるところ。↑
今年のカープは強いんです! 



8月2日からの展示は、
住川雄一 作品展
 感謝 〜ひまわりとの出会い〜

8/2(水)〜8/12(土)
10:30〜19:00

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この大きなヒマワリは公園で枯れて捨てられていたけれど立派だったのでカモメに持ち帰って飾っていたら、スミさんが描いてくださったんです。そして種から大きく育ったのが上の絵のひまわりです!



そして、
8/13(日)と8/14(月)の二日間15周年記念展をします。

カモメのばぁばぁ 15周年企画
8月13日(日)と14日(月)


8/13 10:30〜20:00
8/14 10:30〜19:00
テーマ『再生』


🔸岳彦 虫ぬいぐるみ
8/13 虫作りWS要申込み 3000円(材料費込み)+1ドリンクオーダー
2時間〜3時間

🔸開由利 創作立体・平面と雑貨

🔸サビ子商店 創作衣類と雑貨

🔸中丸寿絵 創作衣類と雑貨 中丸家の古いポスターなど

🔸宮武裕 創作オプジェガラス絵など

🔸リリ 沖縄の織物

🔸AKI 金継ぎWS 要申込
8/14 14:00〜3時間程度  6人まで
ひとり6000円(簡易金継ぎセット付き)+1ドリンクオーダー
割れたものなんぼでも持参してOK
(AKI美術館が忙しいらしく中々金継ぎをしてくれないから自分で習うことにしました❗️初めての方もどうぞ。要申し込みです。)

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6月にパリに行ってから2か月近くが経ちました。ブラッスリーわかのさんの後輩のお店ルクロイグレックがパリにあるので訪ねた報告を兼ねてドクターとかよちゃんとお食事に行きました。
パリの話もしたけれど長くカナダにいたかよちゃんのお話を聴いたりあちこち飛び回るドクターの話を聞いてたらまたどこかに行きたくなりました。

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かよちゃんが遅いと思ったら15周年のお祝いのお花をわざわざ仕事終わりに買いに行ってたそうで、ありがとうございます。


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【お知らせ】と最近の活動とか。

2023年07月24日
【定休日変更のお知らせ】

今年の8月1日で15周年を迎えるカモメのばぁばぁは、オープン以来定休日は火曜日だけでしたが、来年2024年1月から月曜と火曜の2日間を定休日とさせていただきたいと思っています。
まぁ、店主年とったからということでお許しください。
営業時間は、朝10時半から夕方6時です。


2024年はフルにご予約いただいており、2025年もぱらぱらと予定が入っているので、もしそれでは困るから月曜日は開けてくださいと希望がある方はお申し出ください。
柔軟に対応できることはしたいと思っています。
それと、リリは海外のギャラリーをあちこち周ってきましたが、初日夜にオープニングパーティをしてからお披露目することが多くそれも楽しいので、初日に限り、ご希望があれば20時までオープンさせていただきます。
どうぞよろしくお願いいたします。




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最近のマイブームは、あちこちに柱を建てることです。
(大名庭園+美術館)×現代アート=記憶の庭 



6月7日から17日まで、パリでの初個展をされた山本大也君のことを中国新聞セレクトに書かせていただきました。
4年ぶりの海外の旅でしたが日本とは違う自由さがやはり私には肌に合う空気でした。
敏腕ゴーストライターさんがちょびっと直してくれています!

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7/21 第11回ヒロシマ賞受賞記念 アルフレッド・ジャー展 のレセプションにご招待いただきました。
お披露目なのでサラッとしか観てないのでゆっくり平和と芸術について観に行きたいと思っています。

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あの夏のあの瞬間だと思います。

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後ろにチラッと見える方がアルフレッドさんです。

東京の府中市美術館まで新幹線に乗ってお泊りで観に行った諏訪敦の作品にもまた目の前で会えたので、現美のモカパス最高です。おすすめします!!



カモメでは、俳句や英語やフランス語の会もありますが、第三木曜夜の朗読会もあります。
最近はマキコさんが抜けたので仕切る人もなく何となく勝手に読み始めて何となく終わりますがそれなりに楽しい。(笑)

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青山和子 作品展
7/16~7/31

12年前にカモメで個展をされたとき、なんて自由な絵を描く人だと思いました。
今年77歳だそうですがお元気で刺激的! 
また12年後にも是非お願いします!!!

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 景   8,000円

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七月の俳句会 「虫偏の句」

2023年07月12日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百六号(令和五年七月)

この日は、半夏生と重なり、最近では珍しく一日中よく晴れた。佐藤豪さんの絵画展『写実油彩 と 空想絵本アートⅡ』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の五名を含めて十五名となった。
(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
(兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)
  

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兼題 「虫偏の句」 

鎌首を擡(もた)ぐる蛇と目が合ひぬ  ねむ女
幾百の蟷螂生る吾の庭に  走波
〇雨蛙やっとしっぽの取れたとこ  麦
七年と七日の蝉(せみ)(せい)(たっと)し哉(や)  彩鳥
雨粒に擬死する夜や蟻地獄  斑猫
蛸切つて酒を冷やせば夕餉かな  進
沈黙の寄合に蝿の一匹  中中
蜘蛛の囲や旅路の果てにもスタバかな  朋子
池に波泳げないのねこがね虫  風外
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真円の塒(どくろ)静かに蝮かな  厚子
アクリルに身動きできぬ蠍(さそり)かな  七軒
夏草の蔓の螺旋の躍るごと  えこ
◎醤油屋の三和土へ入る糸蜻蛉  茂樹
蝸牛すみかは現代美術館  六星
蜘蛛追ひし犬の毛拾ふ夕かげり  たつみ


当季雑詠

◎徐に梁をゆきたり青大将  ねむ女
蝮酒飲んで蛇の子生(あ)れしとふ  ねむ女
◎竹林をさやさや抜けて夏時雨  走波
句を作り落款をおす梅雨一日(ひとひ)  走波
モリアオガエル水面めざして一直線  麦
つま先をはじけて水たま沈下橋  麦
カラカラと風鈴の音が邪気払い  彩鳥
今どきは心安らぐ草いきれ  彩鳥
風死す日サロメ舞おりグロリオサ  斑猫
回帰熱少女炎暑に震えをり  斑猫
雨上がり白の輝く半夏生  進
夕立の境目見えし峰の雲  進
ハンぺルマンのごと羽広ぐ兜虫  中中
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○ががんぼの揺らぎや白昼の画廊  中中
開け口のわかりにくさや戻り梅雨  朋子
色あせし扇子の房や去年の夢  朋子
八重の蓮なぜか品なき浄土花  風外
かえる鳴く強く叫んで友を呼ぶ  風外
○侍の映画を観たり夏の昼  厚子
風吹きて水面をたたく緋鯉の尾  厚子
夕凪の煙草の煙外野席  七軒
赤城山里のわら屋の洗鯉  七軒
夏山よ地球は皺である山よ  えこ
○夏休み螺子巻く祖父の古時計  えこ
扇風機向ひ合せの中にゐる  茂樹
○六本の胡瓜をならべ定規置く  茂樹
どくどくと六月尽の川走る  六星
水曜日歯医者へ向かふ夏日かな  六星
端居して庭園の葉を眺めたり  たつみ
縮こまる背中を延ばし青田風  たつみ



(句会寸描)

*兼題は、茂樹が一位となった。雑詠は、大接戦の末、ねむ女さんと走波さんが一位を分け合った。兼題は、バラエティーに富んだ「虫偏」が集まった。兼題・雑詠共、七軒さん提供のコピー機のおかげで、鑑賞の時間がたっぷり取れて、大いに盛り上がった。                         
                               

*兼題 「虫偏の句」

◎醤油屋の三和土へ入る糸蜻蛉  茂樹
「醤油屋の三和土」は、だいたい薄暗くなっているので、「糸蜻蛉」の雰囲気と合うのではないかと思った。

〇雨蛙やっとしっぽの取れたとこ  麦 
口語調の表現が軽快である。新米の「雨蛙」は、これからどのような世界を見るのだろう。

*当季雑詠

◎徐に梁をゆきたり青大将  ねむ女
「徐に」と「青大将」が上手く響き合って、堂堂とした様子が読み取れる。実際に見たことはないが、かなりの迫力なのだろうう。
                           
◎竹林をさやさや抜けて夏時雨  走波
「夏時雨」は、なかなかお目にかからない季語。「さやさや」の擬態語と共に、「夏時雨」が気持ちのよい涼しさを上手く引き出している。

○ががんぼの揺らぎや白昼の画廊  中中
「ががんぼ」と「画廊」の取合せがユニーク。中七から下五に掛けてのぎこちない破調感が、かえって効果的で「ががんぼ」らしさが出ている。

○侍の映画を観たり夏の昼  厚子
子供の頃、夜の町内の広場でチャンバラ映画を観た記憶があるが、時代が変わり、今は冷房の効いた室内で鑑賞を楽しんでいる。侍映画の痛快さが夏に似合う。

○夏休み螺子巻く祖父の古時計  えこ
 「古時計」が今も動いているのが素晴らしい。お祖父さんの時代の柱時計か、愛用の腕時計か、どちらでも想像出来る。

○六本の胡瓜をならべ定規置く  茂樹
 家庭菜園で、今年一番の収穫となったので、定規と共に写真を撮った。



*次回予定
日時 八月六日(日)十八時~二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「原爆忌」一句と当季雑詠を二句
    (茂樹 記)




ーーーーーーー

今朝の中国新聞の記事に四國五郎さんと息子の光さんのことが出ています。
小さな手帳に書かれたシベリアでの日記など、私も何度も観に行きました。

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ドクター!

2023年07月09日
国境なき医師団(MSF)の一員で麻酔科医の西岡Dr.と広島の高校生との交流の記事が中国新聞6/25で取り上げられていました。
7/9まで紙屋町シャレオ中央広場で活動の展示も開催中。私も行きました。
戦争とか貧困とか日本に居ては知らないことが多くて悲惨な動画を観ていてもとまどってしまいます。

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地球の裏側でもどこでもみんなが幸せだといいと思います。




さて、私は生きてるうちにやりたいことの一番が、ドクターイエローをみることでした。
達成したので、過去形です!

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たとえば7/8土曜なら昼前11時40分過ぎに、横川高架上り方面を見ていたら通る との情報がクラゲおやじから寄せられたので、いつも駅方面を見ている場所に行ってスタンバっていると待つこと5分で来ましたっ!
サイコーです!
撮り鉄さんとかみたいに詳しくないけど鉄道は好きで、インド・ドイツ・メキシコ・イギリスなどで乗りました。
イギリス北部へ蒸気機関車で旅をした時の写真です。

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生きてるうちにやりたいことなんかありますか?
私は、今のとこドクターイエローみれて大満足中なのでまた考えようと思います。




佐藤豪 絵画展
写実油彩と空想絵本アートⅡ


7/1~7/15
10:30~18:00

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この鉛筆画の原稿制作中のお話が絵本になると良いですね。



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Paris 2023

2023年06月26日
パリには何度行ったか?と言われると覚えてない!


忘れないうちに、今回は大体どこで何をしてきたか備忘録をとりあえず。

6月7日水曜夜 出発  福岡空港(EVA)⇒台北 桃園空港⇒パリ シャルルドゴール 6月8日木曜朝着

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着いたばっかり。 暑い!!
後ろに凱旋門。

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パリの亜希ちゃんとギャラリーオープンまでカフェで時間つぶし。
おいし~~けど、トイレの水道は壊れていて手は洗えない。

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ギャルリ為永で前日パリに着いている山本大也君と再会。

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場所もギャラリーも素晴らしい。

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そして、彼の作品は堂々と展示されていて負けていない。

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実物と作家と目の前に居て贅沢な時間。
この旅の目的は、山本大也のパリでの初個展を観ること。



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宿は、PEOPLE PARIS MALE、マレ地区の割ときれいなドミトリー。
女性4人部屋バスルーム付き朝食付き。
外に出て4分ほどでほど静かなセーヌ川沿い。

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さっそく訪ねて来てくれたブライトン時代のスクールメイトのラシードと宿の前のベンチでランチ。
小鳥もいるけどネズミも🐁

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お散歩に出るとサンルイ島に夕日が沈む。



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朝ごはん  焼き立てクロワッサンはホントに美味しい。
ショコラショ コーンフレーク クルミ ヒマワリの種 ドライフルーツ チーズ・・・

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出発、宿をでる。二日目なので一人で乗り物もOK!パリ市内は簡単。

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舟のパトカーがスピード出してよく通る!

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さっそく迷う。方向音痴なので右岸と左岸がこんがらがる??

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ノートルダムまだ大工事中。知らんかった。

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ワカノさんに教えてもらったルクロイグレック発見。

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オープン前だから横の路地に入る。フランス語レッスンで入場無料習ったからオッケー!

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小さなギャラリーが並んでいる。おっぱいの陶芸とかもあって自由。

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そして、このホワイトアスパラのお皿が絶品!
スタッフ全員日本人なのでフランス語を使えるチャンスが無いから最後だけ、「ラディッションシルブプレ!」


新しい凱旋門。
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高層ビルがいっぱいの新しい町ぽい。
えらい広い駅なのにトイレがとおーくにしかないから帰る。

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セーヌはひっきりなしなしに観光船が行きかう。岸から手を振ってみたり。

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教会の前にもホームレス。どこにもおって。犬と一緒の人もいっぱいおって。

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マレ地区に帰ってきてふらふら雑貨など観て歩く、なんども来たことがあることを思い出したり中の人まで覚えていたり。



二度目のギャルリ為永へ。
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ギャラリーの三代目のお嬢さんはチャーミングでした。


それから、ルイビトン美術館に、バスキアとウォホールの二人の一緒に制作した作品展。

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アートナビのお姉さん。


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美術館の横の公園でランチ。モンペリエの学生の時もよくスーパーで買って食べていたクスクスやサラダのお弁当!懐かしくておいしい!
マサ君がフランス語のキャプションをかいつまんで説明してくれるからほんとにありがたい!!


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おいしいアイスクリーム屋さんへ。
水道水は、イギリスではタップウォーターって言ってたけれど、フランスでは、キャラフドと言うんだって。大事!

暑い日に浴衣で回ってビチャビチャ💦
ほどいた帯の上で爆睡しておった!


日曜の朝はまず蚤の市へ。

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ロダンが晩年住んでいたというお城の様なロダン美術館へ。

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後ろにみえるのはナポレオンのお墓なんと。


ちょっと遠くのギャラリーへ。

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ぽんちゃんの親戚になる彼女のギャラリーは郊外にあってもお客様が沢山で、勉強になりました。
どういう理由で魅力があるのか分析しょー!


マサ君はライターで研究者で学生でもあるので、学食へ案内してもらいました。

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船の学食です!

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傍の国立図書館は、ビルが本の形をしていました。


パリの亜希ちゃんの家に一泊泊めてもらいました。

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新しい高層ビルと、古い階段やグラフィティーが混在する町。

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ミミと亜希ちゃんの手づくりのケーキでのんびりたわいもない楽しいお話。

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夜はジュンペイのクレープ。夫婦は早く帰った方が晩ごはんを作るそう!
とっても美味しかった!。生地を丸く広げたら卵を置いてチーズをパラパラふって生ハムを置いて皮を折りたたんでできあがり。



アパルトマンへお引越し。

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パリ市庁舎の近くのマレ地区のアパルトマン、ステキなプチ一人暮らし。

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ラシードを呼び出す。探して行った美術館がお休みだったので。

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どこにいるか説明できないからメトロの写真を撮って「ここを探せ!」とメールしたら「ちょっとまって!」とラシードから。笑

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週末セーヌ川飛び込み大会のための飛び込み台設置中。
橋にみんながかけた鍵は大方撤去中らしい。

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広島市現代美術館にある作品と同じ。キースヘリング!
これは教会にある方がいいな。

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いつも着て行った浴衣は友達にあげて帰る。これはトンボ柄の男物の浴衣でかっつんちゃんがくれたの。
ラシードめちゃ喜ぶ!



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安藤忠雄が設計に携わったパリの現代美術館。プルスドゥコメルス。

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サンマルタン運河の辺り

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ちょっと付き合ってもらってすいません!

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静かめな木陰の多い公園に行くとクジャクやらグースやら鳥がいっぱいで最終日はのんびり。








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膝が痛くなると思ってパリ市内に8泊10日の旅を計画したけれど、歩き回っても痛くならなくて元気で楽しんできました。
お世話になった皆様
Merci beaucoup💓







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筆さばき&スカートさばき

2023年06月24日
佐野麻理子 個展

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前衛書家竹澤丹一氏の創設された太陽社のメンバーです。

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ワークショップで、ハガキに書きました!

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麻理子先生、意外と見かけによらないサバサバしておられます。
畳一畳分ほどの大胆な筆さばきの作品も出展されているそうで制作風景もいつかみせていただきたいな。
スカートを履くのは、パンツよりトイレが簡単でしょう!って。ふむふむなるほど。

そして、裸族だとおっしゃってました!!(+_+)

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六月の句会  兼題 『蛍』

2023年06月18日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百五号(令和五年六月) 

今年は、早々に梅雨入りしたが、句会当日は雨も降らずに穏やかな天気となった。中村啓太郎さんの個展『トリが飛ぶ前に』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の七名を含めて十六名となった。(尚、今回愛幸さんの選句はありません)


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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)  



兼題 「蛍」 

本家へと導いてゆく蛍道  茂樹
どくだみと同じあじするほうほたる  麦
弧を描く群青のよの蛍かな  風外
◎誰となく無言になりて初蛍  たつみ
○声あげて吾子のはじめて見る蛍  えこ
畦道に淋しい蛍吾に付く  厚子
手の平に乗せし蛍の点滅す  走波
コンビニの栄枯盛衰蛍とぶ  朋子
父母とみしいつかの津和野の蛍かな  六星
沢沿ひに二筋三筋蛍かな  進
螢火よ遠い過去への鎮魂歌  愛幸
道の辺に蛍がひとつ灯りをり  ねむ女
待っとるで川整えて蛍(ほたる)(まい)  彩鳥
少女笑み蛍潰せし掌(て)を洗ふ  斑猫
川底を今は昔と舞う蛍  軽太郎(旧啓太郎)
ほうたるにこちら雌なりペンライト  七軒


当季雑詠

雨蛙日向日影の境目に  茂樹
緑蔭へ集まつてゐる運転手  茂樹
◎所在無き雨降る夜の扇風機  麦
扇風機首も振らせぬ宇宙人  麦
ふる池やとりのこされし水(みず)(すまし)  風外
まる見えの足袋のよごれや更衣  風外
蟻の道曲がり曲がって奥津城へ  たつみ
画用紙に描きし虹の絵失せにけり  たつみ
◎留守庭の番人となり女郎蜘蛛  えこ
蛞蝓の縦横無尽なる跡の  えこ
   1

まじ吹きて大の字に伸ぶ帰郷かな  厚子
傷ありき枇杷の実五つもらひけり  厚子
犬と行く庭石菖(にわぜきしょう)の咲く広場  走波
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遮断機にさへぎられたる夏の海  走波
北陸の田植ゑ終りて空近し  朋子
夏の星ジンベイザメの背にもあり  朋子
白雨落つ小径の小さき花揺らし  六星
甘酸つぱい君の届けし甘夏は  六星
社の樹二声鳴くや青葉木菟  進
夜の闇声が横切る時鳥  進
露あふるドクダミの園満ち満ちる  愛幸
光だす梅雨の晴れ間の艶き緑(りょく)  愛幸
泰山木の花の白く傷つきやすく  ねむ女
星なき夜地上に万の螢かな  ねむ女
新聞はグラジオラスの通学服  彩鳥
梅雨景色町家通りの最骨頂  彩鳥
首狩りの挽歌響ける熱帯夜  斑猫
〇積乱雲風の胎児を孕み湧く  斑猫
物干しと湿った風とアロハシャツ  軽太郎(旧啓太郎)
快晴と真っ黒い影作り雨  軽太郎(旧啓太郎)
風は今螢袋の白の色  七軒
サイパンの伯父腐葉土に時鳥  七軒
                  
                                       
(句会寸描)

*兼題の「蛍」は、接戦の末、たつみさんが一位となった。雑詠は、麦さんとえこさんが一位を分け合った。兼題は、最近ではめったに見ることのない蛍に悪戦苦闘されたようだ。雑詠は、季語に偏りがなくバラエティーに富んでいた。
                                
                               
*兼題「蛍」

◎誰となく無言になりて初蛍  たつみ
賑やかな花火と違って「蛍」を観に行くと、大概こんな感じになる。みんな息をひそめ、辺りを注意深く見まわして「初蛍」を探している様子が伝わってくる。

○声あげて吾子のはじめて見る蛍  えこ
私も幼い頃、同じように声を上げていたに違いない。それぐらい「蛍」が放つ光には、感動するものがある。初めて蛍を見た子供への、やさしい眼差しに溢れている。

*当季雑詠

◎所在無き雨降る夜の扇風機  麦
扇風機を出してみたものの、雨が降り、肌寒く、今晩は出番がない。扇風機が感情を持っているように、描写しているのが面白い。
                                             
◎留守庭の番人となり女郎蜘蛛  えこ
普段は厄介者の「女郎蜘蛛」であるが、留守中の庭の「番人」として、家を守ってくれるありがたい存在のように思えた。

〇積乱雲風の胎児を孕み湧く  斑猫
 「雲の峰」でもなく、「入道雲」でもなく、「積乱雲」がよく効いている。中七の「風の胎児を」の措辞も一雨きそうな不安感を煽っている。



*次回予定

日時 七月二日(日)十八時〜二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「虫偏の字を入れた夏の句」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 七月一日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 七月二日(日)
選句締切 七月五日(水)
選句連絡先 茂樹まで

  (茂樹 記)


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トリが飛ぶ前に keitarou nakamura

2023年06月05日
また
見慣れた絵がカモメにかかっています。
かわいいイラストが散らばっているようです。
でも、なんかそうじゃない。


ナカムラケイタロウ イラスト展

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ガタロさんが握手しようって! 何故かめちゃケータロー氏はガタロさんに励まされていました。
ガタロさんはいつもまっすぐ!!



カモメの年間スケジュールの写真を撮ってくれているフォトグラファーで、本業は建築写真家です。




6/7からリリはパリに山本大也の初個展を観に行くことにしました。
6/18からカモメに居ると思います。
留守の間は、句友の麦さんと絵描きの平田街子さんがカモメのお留守番をしてくださいます。
よろしくお願いします。





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マッキー元館長の絵本展

2023年05月24日
八千代の丘美術館はぐるっと家が15棟も輪になって建っていて一棟ずつに広島ゆかりの作家が1年ずつの展示をする美術館でした。残念ながら終了してしまいましたが私も何度か丹田和宏展や鳥谷部圭子展などに何度も行かせてもらっていました。
そこの館長を長くされていたのが槇原慶喜さんです。
今回は、イナユキ文 KEIKI MAKIHARA画 「忘れても残るもの」絵本原画展です。

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壁いっぱいの水彩原画が圧巻です。
沢山の絵描きさんや美術関係者の方々や田谷行平先生も。

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果物の水彩など。

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モデルの親戚のお嬢さん、ご家族でいらっしゃいました!

KEIKI MAKIHARA TEN 5月31日水曜まで。







5/23 火曜日、現美ナビツアーしました。

平日でも申し込めば説明付きで回れると聞いたので友人たちとG7も終わって静かになった街に繰り出しました。

348630436_2420067788175118_6079813786113288907_n.jpg photo by Dr.


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初めてカモメ娘の仕事ぶりを観ましたが、なかなか頑張ってました!
オスカルや楠木さんや現美のみなさんと美術の好きな方々と良い環境に恵まれてますね。




その後、オカピに泉美術館に回ってもらって「中丸雪生さんと交流のあった画家たち」の展覧会に再度お邪魔しました。
えっちゃんとオカピと何度でも感動!
そして、中丸家の孫にあたる洋服の作家の寿絵さんともお話しながらお茶タイムをしてきました。
この展覧会の学芸員さんである永井さんにも敬服と感謝です!

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会場写真は禁止なので、我々の写真で失礼! (笑)





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五月の句会 兼題「虹」

2023年05月17日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百四号(令和五年五月) 

立夏を過ぎたとたんに、生憎の雨模様となった。立町ツバメさんの個展『わたしのほしぞら』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の四名を含めて十三名となった。(尚、今回ねむ女さんの選句はありません)

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記) 
 


兼題 「虹」 

○船に添ひ海走る虹龍の如し  彩鳥
正面の社へ二重虹立ちぬ  茂樹
○昼下がり虹の欠片の忘れ物  六星
虹架かる自転車停めて見惚れたり  走波
◎飛行艇虹より出て飛び立ちぬ  斑猫
雨もよひチタンの一輪挿しに虹  ねむ女
○それぞれに見た虹のこと話す夕  たつみ
◎虹の根や確か棚田の三枚目  麦
曇天のドライブ眼前に虹立つ  えこ
虹高し側に我が犬手には傘  進
ルーキーを寿ぐ虹や初勝利  朋子 
○あふために虹に向つてバスに乗る  七軒
虹がでた雨のち晴の一瞬に  風外

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当季雑詠

季語眺めはたと菖蒲湯思い出す  彩鳥
薫風の奏でる葉音に息をつく  彩鳥
◎天空を引き寄せてゐる桐の花  茂樹
植栽へ細やかに張る蜘蛛の糸  茂樹
さかあがり四回できた夏(なつ)初月(はづき)  六星
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新緑を映し流るる太田川  六星
バスに乗る盲導犬よ梅雨間近  走波
○さみだるる終着駅の車止め  走波
座頭虫揺らす葉影やジギタリス  斑猫
沈黙の寺院を叩き驟雨過ぐ  斑猫
磯遊び木星柄の石拾ふ  ねむ女
○虹の根を掘れば宝のあるといふ  ねむ女
名を母に聞きし記憶の紫蘭かな  たつみ
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夏めくやサラダ彩る食用花  たつみ
母の日に妣の字知りて逢ひに行く  麦
残り香や振り向きざまに五月闇  麦
上着手に麦の秋風鳥の声  えこ
ビル一階に保育園あり鯉のぼり  えこ
男の子名前の入りし幟かな  進    
そっと咲く父が残した花水木  進
限定のランチに添えてカーネーション  朋子
登山靴やつと洗ひて風薫る  朋子
雨ならば雨浴ぶるなり松の芯  七軒
薫風に飽きることなしすべり台  七軒
メダカの子5ミリの命いとおしい  風外
あじさいがキャビアの粒咲くを待つ  風外
                  
                                       
(句会寸描)

*兼題の「虹」は、大接戦の末、斑猫さんと麦さんが一位を分け合った。雑詠は、茂樹が一位となった。兼題は、虹を見ることが少なくなってきたので、想像力を働かせた句が数多く見受けられた。雑詠は、初夏の様子をいろいろな視点で捉えていた。
                                
                               
*兼題 「虹」

◎飛行艇虹より出て飛び立ちぬ  斑猫
普段は滅多にお目にかかれない「飛行艇」であるが、「虹」との取合せに物語性を感じる。ジェット機ではなく「飛行艇」というところにロマンがある。

◎虹の根や確か棚田の三枚目  麦
虹そのものではなく、虹の根元を観察しているところが面白い。
「確か」と示しているのでもう消えているのかもしれない。下五の「三枚目」は、リズムがよい。

○船に添ひ海走る虹龍の如し  彩鳥
昇り龍であろうか。中七の「海走る虹」が勢いを感じさせ効果を上げている。「虹」を「龍」と感じるところに作者の感性が出ている。

○昼下がり虹の欠片の忘れ物  六星
昼間の通り雨か何かと思われる。中七から下五にかけての「虹の欠片の忘れ物」が独特でユーモラスである。「虹」の名残りを見つけた嬉しさも感じる。

○それぞれに見た虹のこと話す夕  たつみ
その日の「虹」が、家族の共通の話題となっている。一家団欒の楽しい夕餉の様子がうかがわれ、会話もいつも以上に弾んでいるものと思われる。

○あふために虹に向つてバスに乗る  七軒
どこかの映画のワンシーンを思わせる。「あふために」としかいってないので、誰に、どこで、何のために会うのか、たいへんロマンチックな句。

*当季雑詠

◎天空を引き寄せてゐる桐の花  茂樹
桐の花は、非常に背丈の高い花である。毎年のように近所の同じ場所で、見上げているが、その日は何となくそんな感じがした。
                                             
○さみだるる終着駅の車止め  走波
「終着駅の車止め」にスポットライトを当てている。そこには雑踏から遠ざかった佇まいが感じられ、いかにも五月雨らしい一風景である。
   346136309_174125125599081_5855189882086714563_n.jpg photo by 麦

○虹の根を掘れば宝のあるといふ  ねむ女
アイルランドの民話にこういう言い伝えがあるとのこと。作者はそれを知っていて、実際の虹を眺めながら夢のある思いを寄せている。



*次回予定
日時 六月四日(日)十八時〜二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「蛍」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 六月三日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 六月四日(日)
選句締切 六月七日(水)
選句連絡先 茂樹まで

      (茂樹 記)
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