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テレ俳句@カモメ

2020年04月16日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報 第六十七号(令和二年四月)

三月八日(日)、四月十二日(日)の句会は、新型コロナウイルス感染予防のため中止としましたが、四月度は、投句のみ掲載します。投句は十二名集まりました。
○○○は原句修正箇所)
(投句到着順列記)

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<気まぐれサビ子商店二〇二〇> より


席題 「世」

世の中に疫の字消えて夏来たれ  進
花散るや小さき世尊の指の先  ねむ女
三世帯こぞりて歩く桜道  走波
わが身世に似合う色あり桜花  朋子
世界中門戸閉ざすや花の雨  麦
麗かや頬ふくやかに救世観音  新治
蚕豆の世之介のうれひ顔に似て  釜爺
満開の桜浮き世のこと関せず  えこ
異世界と見まがう塔の蜃気楼  たつみ
一世帯二枚の白布の暮の春  六星
世の中はコロナコロナで春も去る  風外
創世記めくるひととき春深む  茂樹


当季雑詠

塩くれてぬっと顔出す馬(ま)刀(て)の貝  進
猫の子らのど鳴らしつつ眠りけり  進
ケーキより草餅うれし誕生日  ねむ女
遠足のさざめき乗せる車両かな  ねむ女
腹見せて寝る犬のいて春日和  走波
茹で卵くるんと剥けて春深し  走波
中腹に赤い屋根あり山桜  朋子
春光を背にしてひらくスマホかな  朋子
乗れた!乗れたよ!と子の声初つばめ  麦
くつ下の繕し大根の花  麦
春水の底なにもかも秘宝めき  新治
無駄話こそが幸せチューリップ  新治
人絶て小網二丁目春逝きぬ  釜爺
広重の猫は春など眺めり  釜爺
列席はリビングでネット卒業式  えこ
木製のまな板に芹みずみずし  えこ
豆の花赤やピンクの一年生  たつみ
春塵や憂いと怒りの書評欄  たつみ
深呼吸して電車を降りる目借り時  六星
洗濯を干す天上は鳥の声  六星
髭自慢旅立つ画家に春の月  風外
葉桜や栄枯盛衰コロナ咲く  風外
コロナ禍やテイクアウトの暮の春  茂樹
アーケード越しに鳩影あたたかし  茂樹


(句会寸描)
*句会中止のため、省略します。


*次回予定
日時 五月三日(日)十八時~二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「更衣」一句と当季雑詠を二句
※新型コロナウイルスが収束せず、句会中止の場合は、今回と同じく投句のみとします。
(茂樹 記)



ーーーーーーーーーー 🌸

カモメのばぁばぁでの4月16日より4月30日までの間予定していた たなかさとしイラスト展「ゆるねこ」は残念ですが中止となりました。
りりは、ギャラリーで事務作業やペンキぬりぬり壁面補修などしておりますのでお声をおかけください。
三密にならなければササっと!お茶もお出しすることはできます。☕
オーダーしていただいて飲んだらササっとお帰りいただけるのがリリ的に喜ばしい!((´∀`))
マスクは以前はさほど効果的ではないかともいわれていましたが今はやはり自分以外の人の為にもよろしくお願いします。
みなさまもどうぞお気をつけてくださいね!!

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