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もう10回目の俳句会atカモメのばぁばぁ

2015年06月10日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第十号(平成二十七年六月)

六月七日(日)、梅雨入りしたもののお天気にも恵まれ、句会は、佐伯清美さんの作品展の会場をお借りして、十一名(うち欠席投句者一名)の参加者で六時過ぎに、いつものようにはじまった。今回は以前ここで個展をされた三浦寿秀(俳号 吐(と)月(げつ))さんが新しく句会に加わり、浴衣姿の六星さんが句会に花を添えた。(いつも参加されている風外さんは所用により欠席投句された。)
(◎印は高点句、◯印は次点句)

兼題「梅雨」             (清記順列記)

◎梅雨時の電話保留の長き音         茂樹
低き空電線と雨音ばかり         六星
梅雨と来てぴしゃり竹原石畳       志路             
梅雨空に走りまわるこどもかな      空心
○なんとなく指差してみる梅雨のそら    釜爺         
○かたつむりひかる絵を描き得意顔     幸音(ゆきね)
梅雨の間のいまに落ちたる泪かな     吐(と)月(げつ)         
梅雨晴れの紺(こん)青色(じょういろ)に映る空        華院
あじさいの青溶け込んで雨となり     走波
ぬる燗か冷やかで迷う梅雨の酒      判字名
梅雨の赤フロントガラス雫散る      風外

当季雑詠(夏)
祝退院句会にのぞむ藍浴衣        茂樹
帯揺れて乙女の浴衣弾む路        六星
打ち水のおかわりねだるアスファルト   志路
夏の日にかがやく太陽もえる草      空心        
◎繕いの跡ほろ苦く衣更          釜爺
指先の止まるホタルを見つめ合う     幸音(ゆきね)
白昼や日照る葉陰葉を渡る声       吐(と)月(げつ)
浴衣着の所作に漂うたおやかさ      華院         
麦秋や金色に染まり独り居り       走波
○三世代サッカーボールで夏を蹴る     判字名
あめんぼう庭の小池に輪を描く      風外


(句会寸描)
*兼題の「梅雨」は今一つ掴みどころのない季語で皆さん苦心されたあとがみえる。梅雨その物を詠もうとすると難しそうなので、何か別なものと取り合わせた方が詠みやすいかも知れない。雑詠「夏」では、釜爺さんが断トツの一位、兼題でも高得点でさながら今回はワンマンショーの感がある。全体的に季語の無い無季の句が二、三、目についたが、あくまでも有季定型が基本であるので注意したい。


*兼題「梅雨」

◎梅雨時の電話保留の長き音         茂樹
 電話を長い時間、待たされるとイライラしてくるが、鬱陶しい「梅雨時」は尚更だ。

○なんとなく指差してみる梅雨のそら    釜爺
 「なんとなく」は比較的よく使われる言葉だが、「梅雨の空」との取り合わせが面白く、中七の「指差してみる」の表現に意外性がある。

○かたつむりひかる絵を描き得意顔     幸音(ゆきね)
果たしてこの「かたつむり」は体を使ってどのような絵を描いたのであろうか。そちらの方に興味が注がれる。着眼点が面白い。


*当季雑詠(夏)

◎繕いの跡ほろ苦く衣更          釜爺
 「衣更」の季節になったが、それぞれの思いは様々である。その夏物の「繕いの跡」を見て一瞬にしてその時のことを思い出す。余韻を感じさせる句である。

○三世代サッカーボールで夏を蹴る     判字名
三世代スポーツ一家が夏にサッカーを楽しんでいる。中七以下の文章としては「夏にサッカーボール蹴る」が普通であろうが、「夏を蹴る」という表現にしたのが面白く、躍動感のある句になっている。



*次回予定
日時 七月五日(日)十八時~二十時 
場所 「かもめのばぁばぁ」
投句 兼題「夏の虫一切」雑詠「夏」それぞれ一句ずつ
 
                   (茂樹 記)




会を増すごとに面白くなってきました。
興味のある方はどうぞご一緒に。
初めてでもまとめ役の茂樹さんが親切にご指導くださいますから俳句会の体験ができます!
月一回、二句持参。500円(1ドリンク付き)
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