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五月のカモメ句会だより

2015年05月11日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第九号(平成二十七年五月)

五月三日(日)、ゴールデンウィーク真っ最中での句会は、「Portrait Museum」展の会場をお借りして、六星さんのお友達のラシードさん(特別海外ゲスト)と飛び入り参加の梅田幸子さんが新しく句会に加わり、十一名(うち欠席投句者一名)の参加者で六時過ぎに、いつものようにはじまった。(途中から原空心さんが来られたが、遅くなったので今回は見学のみされた。)
(◎印は高点句、◯印は次点句)


兼題「初夏」             (清記順列記)

◎初夏のヘップバーンの澄まし顔       茂樹
◎The weather is sweet Time to enjoy outside Life
Like a Bird on Tree (原文のまま)    ラシード
○夏めいてぱっつん前髪風の君       華院
稚児の眼を輝きに染めたる苺       志(し)路(じ)             
青嵐(せいらん)を引き連れ去りしロードたち     釜爺
○あじさいに集うかえるの大合唱      幸子         
◎薫風やあの日の母の声を聴く       六星
○走り梅雨亡き人偲(しの)び町にじむ       走波        
五月雨でサービスエリア寂しそう     風外(ふうがい)
ふぁさと抜け初夏が下船の帽子盗る    判名字
静かなり雨音けぶる夏初め        湖月


当季雑詠(夏)

○Vの字にクレーン聳(そび)ゆる雲の峰      茂樹
○夏祭り太鼓の響き遠ざかる        華院
○夕立に走る声軒から軒へ         志(し)路(じ)
傘(さん)雨(う)忌や豆腐を前に首ひねり       釜爺        
○えんがわに並ぶ野菜が月あおぐ      幸子
○見上げると気高く香る白き藤       六星
○薄曇り牡丹は傘をさしてをり       走波
鯉のぼり風と泳いで左右(さう)左右(さう)と      風外(ふうがい)
◎水着干すうふふと彼を想い出す      判名字         
遠きなる君を思いつ春惜しむ       湖月


(句会寸描)

*兼題の「初夏」はまだ季節の変わり目で今一つピンと来なくて皆さん苦労されたようだ。そんな中でフランスのラシードさんが外国人初挑戦で見事一位となった。雑詠「夏」では、またまた判名字さんの句が本日の最高点句となった。女性の句と思われたが見事にはぐらかされてしまった。

*兼題「初夏」

◎初夏のヘップバーンの澄まし顔       茂樹
 オードリー・ヘップバーンの絵が句会場に飾ってあった。誕生日も五月で、初夏はまさにこの人の季節にぴったりと思える。

◎The weather is sweet Time to enjoy outside Life
Like a Bird on Tree ラシード
 初夏の情景を軽やかなタッチで表現している。ウキウキする気持ちが伝わり、さわやかでリズム感が溢れている。

◎薫風やあの日の母の声を聴く       六星
 六星さんのお話によるとお母様は書道を嗜んで、雅号は「薫風」とつけていたらしい。風薫る五月になると墨の香りと母の笑顔を思い出す。

○夏めいてぱっつん前髪風の君       華院 
中七の「ぱっつん」の表現が新鮮で若々しい。すっきりしていて、リズムもよい。。

○あじさいに集うかえるの大合唱      幸子
 山間の村でよく観る風景であり、「あじさい」もさぞ咲き誇っているに違いない。ただ「あじさい」は夏、「かえる」は春の季語なので今後気を付けたい。

○走り梅雨亡き人偲(しの)び町にじむ       走波
 「亡き人」とはどんな人なのか想像してしまう。懐かしくもあり、寂しくもあり・・・。

*当季雑詠(春)

◎水着干すうふふと彼を想い出す      判名字 
 「うふふと」の表現が何とも艶めかしい。何かいいことがあったのであろう。この句の作者が男性であるとは、誰も思うまい。前回も女性的な句を作られている。

○Vの字にクレーン聳(そび)ゆる雲の峰      茂樹
最近、広島駅周辺のビル工事現場などでこういった光景をよく目にする。ビルの高さ、雲の形などにより色んな景色となる。

○夏祭り太鼓の響き遠ざかる        華院
太鼓の音をいつまでも聴いていたい気持ち。賑やかで楽しい祭りも終わりに近づくと寂しさがつのる。

○夕立に走る声軒から軒へ         志(し)路(じ)
 ちょっと破調の句にしたところに作者の思いがけない「夕立」の様子がよく伝わってくる。

○えんがわに並ぶ野菜が月あおぐ      幸子
 ほほえましい光景であるが、このままでは秋の句になってしまう。夏なら「えんがわに並ぶ野菜や夏の月」といったところか。

○見上げると気高く香る白き藤       六星
中七の「気高く」と白藤がぴったり合っている。作者も暫し佇んで香りを楽しんでいる。

○薄曇り牡丹は傘をさしてをり       走波
 大きく育った牡丹が想像される。傘をさしているところをみるとさぞ大事に育てられているのであろう。


*次回予定
 日時  六月七日(日)十八時~ 
 場所  「かもめのばぁばぁ」
 投句  兼題「梅雨」雑詠「夏」それぞれ一句ずつ
 
                   (茂樹 記)


会費 500円(1ドリンク付き) どなたでもご予約なしでお気軽にご参加ください。




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耳鼻科のお薬が良く効いてほぼ良くなったので、今日は髪を結んでお化粧もしてお客様をお迎えできました。
県外からも沢山お越しくださってありがとうございました。
清水君も私もアトムも好きなドッグトレーナーの春美ちゃんもカモメで作品を展示されたアーティストの方たちも同級生も更にエンジェルもやってきました。
二人展は15日までですが、ラシードのクスクスは14日までです。
展覧会に来てくださったカモメのお客様にサービスしたいからと、毎日レモンケーキやカヌレを焼いてくれています。

どうぞいらっしゃいませ。



おまけのラシード
おとといの夜カモメのお客様たちと本と自由に行ったラシードは酔っ払いのあんぽんたんに絡まれてとても嫌だったと帰ってから話していましたが、今朝アトムのお散歩に出ていたら近所でその酔っ払いのあんぽんたんが何かしておまわりさん大勢に囲まれて捕まっていました。


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