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今年最後のカモメ俳句の会

2014年12月11日
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phot by 走波


カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第四号(平成二十六年十二月)

十二月七日(日)、年の瀬の慌ただしい中、大盛況の石丸光枝さんの「さをり織り展」の会場をお借りして新人の吉村聖香さんが加わり、六名の参加者で六時過ぎに始まった。
(終了間際に来られた空心さんは、選句なしの投句のみとなった。)

(◎印は高点句、◯印は次点句)


兼題「クリスマス」       (清記順列記)

◎ クリスマスイブはダビデの星眺む     茂樹
○ ザビエルの鐘の音懐かし聖誕祭      聖香
  灯火(ひ)の杜(もり)に結髪(ゆいがみ)待(ま)ちしクリスマス     徨徨
  教会のオルガン聞こえし聖歌かな      走波
◎ 星ひとつ道を照らしてクリスマス     六星
◎ ほの温(ぬく)し窓辺(まどべ)の灯(あか)りクリスマス      公美      
  クリスマス朝目ざめたら菓子袋      裕一郎
  クリスマスやさしき兄を思い出す     空心        


 当季雑詠

  満席は五名ですよと焼鳥屋        茂樹
◎ 初雪に心踊らぬ年となり         聖香
○ 毬(まり)ふたつテラスに撥ねし寒すずめ     徨徨
◎ ほっこりと両手に包んでミルクティ    走波
○ 小雪舞う糸を織る音あたたかき      六星
○ 木枯(こが)らしに焦(こ)がるる我(わ)が身(み)を抱(いだ)かせて   公美
  雪の日に空がえがいた水墨画       裕一郎
  こがらしに耳をはらされしごとゆく    空心




(句会寸描)

*兼題の「クリスマス」は皆さん事前によく出来ていたせいかすんなり当季雑詠と共に時間内に投句できた。
遅れて来られた裕一郎画伯も選句終了寸前に間に合って投句と選句をしていただいた。

*兼題「クリスマス」

◎ クリスマスイブはダビデの星眺む     茂樹
  走波さんはこの句をみて、幼い頃幼稚園でやった聖夜劇をすぐ思い出して下さったようです。
◎ 星ひとつ道を照らしてクリスマス     六星
  平明な句であるが、「星ひとつ道を照らして」と焦点を絞り、それはキリストが降誕しているようにも思え、いろいろと想像を駆り立てて明日への希望が満ちている。

◎ ほの温(ぬく)し窓辺(まどべ)の灯(あか)りクリスマス      公美
  一家団欒でクリスマスを楽しむ雰囲気がよく出ている。「ほの温(ぬく)し」で円満な家族愛も感じ取れる。

○ ザビエルの鐘の音懐かし聖誕祭      聖香
  山口のザビエル教会であろうか。作者はクリスマスの時期になるとこの教会を懐かしんでいる。

*当季雑詠

◎ 初雪に心踊らぬ年となり         聖香
  作者は幼い頃のように「初雪」に感激しなくなったみたいだが、今年のあの土砂災害を思い出しているともとれる。「年」を「歳」にすればどちらかはっきりするのでは・・・。

◎ ほっこりと両手に包んでミルクティ    走波
 「ほっこりと」の季語が「ミルクティ」と良く合っている。如何にも温かそうなミルクティだ。

○ 毬(まり)ふたつテラスに撥ねし寒すずめ     徨徨
 「テラス」で楽しそうにぴょんぴょんと撥ねている二羽の「寒すずめ」を「毬(まり)ふたつ」と捉えた作者。

○ 小雪舞う糸を織る音あたたかき      六星
 今回の「さをり織り展」の際、小雪が降ってきたが店内は温かい雰囲気に包まれている。ただ「あたたかき」は春の季語なのでご注意を。

○ 木枯(こが)らしに焦(こ)がるる我(わ)が身(み)を抱(いだ)かせて   公美
 外は「木枯(こが)らし」が吹いて身を切るような寒さだが、作者は思いを寄せる人に身を焦がしている。

                    (茂樹 記)





入門できた気がする。まだまだだけどね。
茂樹さん皆さん、来年もどうぞよろしくお願いします。
一緒に俳句作ってみませんか? 
不定期ですがお時間がありましたらご一緒に!

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