竹本真紀 green curtain
2023年03月23日
モノトーンの美しい銅版画の個展です。

ドレイカツドウ家のおじさんの紹介文が素晴らしいのでまんま使わせていただきます!
竹本麻紀 銅版画展@カモメのばぁばぁ 31日まで。
green curtainというシリーズは、いわゆるグリーンカーテン、日除けのために窓際に植えられたアサガオやトケイソウなどのつる性の植物が、白いカーテンに投げかけた影を室内から描いている。
モノクロ画面に映し出されたまばゆい光と植物の影のコントラスト、それが風に揺らめき、時間とともに移り変わることを想像させてくれて、静止した画面に動きが閉じ込められている感じがします。
グリーンカーテンがカーテンに写る意味の重なり、さらには影をカーテンに写し取った光の版画を、銅板の版画で転写する意味の重なり。二つの重なりがこの画面を構成しているという発見がありました。
竹本さんは広島大学で美術を学び、卒業後も広島市立大学に通って版画を習得。現在は工業高校で美術を教えておられます。子育てをしながらの忙しい生活だと思いますが、未明から起きて早朝までの時間に創作をするそうです。夜明けとともに窓に映る光と影の変化を見ることも創作のヒントになってるのかもですね。




ドライポイントのワークショップ 各日曜
リリもアトムを刷らせてもらいました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
友人の 森 鷲風 のおじさまは出雲で陶芸をしておられます。
食事動作が難しくなっている方でもスプーンで上手に食べれるように、自助具のスプーンでも食べやすい様に作られた皿です。
(スプーンは普通のしかうちには無いので、写真は普通のです。)
陶器だから重くて動かないし、これだと片手でも食べやすそうですね。
こういうものもあるというご紹介です。

南場 正之さん作

ドレイカツドウ家のおじさんの紹介文が素晴らしいのでまんま使わせていただきます!
竹本麻紀 銅版画展@カモメのばぁばぁ 31日まで。
green curtainというシリーズは、いわゆるグリーンカーテン、日除けのために窓際に植えられたアサガオやトケイソウなどのつる性の植物が、白いカーテンに投げかけた影を室内から描いている。
モノクロ画面に映し出されたまばゆい光と植物の影のコントラスト、それが風に揺らめき、時間とともに移り変わることを想像させてくれて、静止した画面に動きが閉じ込められている感じがします。
グリーンカーテンがカーテンに写る意味の重なり、さらには影をカーテンに写し取った光の版画を、銅板の版画で転写する意味の重なり。二つの重なりがこの画面を構成しているという発見がありました。
竹本さんは広島大学で美術を学び、卒業後も広島市立大学に通って版画を習得。現在は工業高校で美術を教えておられます。子育てをしながらの忙しい生活だと思いますが、未明から起きて早朝までの時間に創作をするそうです。夜明けとともに窓に映る光と影の変化を見ることも創作のヒントになってるのかもですね。




ドライポイントのワークショップ 各日曜
リリもアトムを刷らせてもらいました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
友人の 森 鷲風 のおじさまは出雲で陶芸をしておられます。
食事動作が難しくなっている方でもスプーンで上手に食べれるように、自助具のスプーンでも食べやすい様に作られた皿です。
(スプーンは普通のしかうちには無いので、写真は普通のです。)
陶器だから重くて動かないし、これだと片手でも食べやすそうですね。
こういうものもあるというご紹介です。

南場 正之さん作
MOCAやっとリニューアルオープン!
2023年03月19日
2年と3か月長かったですね。
モダンアートが無くても生きて行けるけれど、久々に広島市現代美術館に入れたらやっぱり面白かった!
現美でアートナビゲーターをしたい鴎娘はこの日を待ちわびてフワフワしていました。

副業ドカツおじさん撮影! (やっぱり上手いなぁ~!)

プレオープンの一日、アートナビのベテラン組のオスカル佐々木・楠木さん・亜希はフル回転していました。
広報の立花さんも走り回っていてお疲れ様です。

招待された園児たちもキャーキャー喜んでいました。

面白い作品がいっぱいありました。
ようわからんのもいっぱいありました。(笑)
こういうのは大好き!

カモメはユキちゃんにお願いしてそっと行ったのに、「仕事さぼっとったじゃろう!」と通報が相次いでニュースをみたら報道されていました!
面白い作品も沢山展示されていました。
cafeスペースもオシャレだから今度はランチに行ってみようって思います。
メインの映像はちゃんと見れなかったからまた行きたいと思います!
モダンアートが無くても生きて行けるけれど、久々に広島市現代美術館に入れたらやっぱり面白かった!
現美でアートナビゲーターをしたい鴎娘はこの日を待ちわびてフワフワしていました。

副業ドカツおじさん撮影! (やっぱり上手いなぁ~!)

プレオープンの一日、アートナビのベテラン組のオスカル佐々木・楠木さん・亜希はフル回転していました。
広報の立花さんも走り回っていてお疲れ様です。

招待された園児たちもキャーキャー喜んでいました。

面白い作品がいっぱいありました。
ようわからんのもいっぱいありました。(笑)
こういうのは大好き!

カモメはユキちゃんにお願いしてそっと行ったのに、「仕事さぼっとったじゃろう!」と通報が相次いでニュースをみたら報道されていました!
面白い作品も沢山展示されていました。
cafeスペースもオシャレだから今度はランチに行ってみようって思います。
メインの映像はちゃんと見れなかったからまた行きたいと思います!
三月の俳句会 春の闇
2023年03月15日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百二号(令和五年三月)
三月に入り梅も満開となり、すっかり春めいてきた。山口修平さんの個展『山口修平 作品展 雨』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、初めての彩鳥さんと欠席投句の三名を含めて 十六名となった。

(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
(兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)
兼題 「春の闇」
Y路地の哀しい方へ春の闇 舟々
春の闇満つる香りの清(すが)しさや 愛幸
円環を孤独と呼ぶか春の闇 斑猫
あやかしの影あちこちに春の闇 進
墨色でキャンバス染めて春の闇 彩鳥
淋しさに下肢ひつぱられ春の闇 たつみ
草叢の息吹漂ふ春の闇 茂樹
春の闇ステンドグラスの黒と赤 六星
春の闇猫の声色狂おしく ねむ女
誰かしら春闇のごと想ひ秘め 厚子
○春の闇あのひと言のわだかまり 朋子
○春の闇裸体モデルの可動域 麦
つなぐ手の春の闇からかの闇へ 七軒
受験生落ればすぐに春の闇 風外
◎春の闇五枚こはぜをぎゅっと留め えこ
○バス降りてバス見送りぬ春の闇 走波
当季雑詠
春雨の海よ燻んだ銀細工 舟々
豆腐屋の呼び声窓の春茜 舟々
SUN SUNと空から降りる枝垂れ梅 愛幸
窓越しの届かぬ想ひ猫の恋 愛幸
蝮蛇草小さき仏を包みをり 斑猫

沈黙を見る眼のなかに散る桜 斑猫
主なき庭で散りゆく梅の花 進
今生の別れを告げて春の川 進
長閑さは有難きこと思ひ知る 彩鳥
朝掃除毛束にびっくり春の鹿 彩鳥
からうじてつながる糸や蓮華草 たつみ

梅香る里山抜けて吟行へ たつみ
一斉に根元より草駒返り 茂樹
○うららかやならんで進む乳母車 茂樹
草履持ち定位置もよし雛飾り 六星
◎猫の恋あの子の彼はカギ尻尾 六星
◎古書店の「今日の一句」やあたたかし ねむ女
諸々の命蠢く春の闇 ねむ女
木蓮の寂しく見えて声かけり 厚子
うららうららうらうらよの意味を知る 厚子

春風に初めての道教えられ 朋子
○梅の香や古都のはずれの築地塀 朋子
五年ぶりちよつと拗ねたる雛さま 麦
春立ちて光が待つてゐる戸口 麦
錠剤は白しろピンクかぎろへる 七軒
ことごとく九(つづら)折(をり)なるよなぐもり 七軒
春の朝ラ・カンパレラの鐘響く 風外
ジグザグにめじろ飛ぶ飛ぶ梅の花 風外
自転車の立ちこぎ朝の東風へ行け えこ
貯めし脂肪落としに行かう山笑ふ えこ
ひな飾りしまう決断見つからず 走波
厳島霞かかりてさざれ波 走波
(句会寸描)
*兼題の「春の闇」は、大差でえこさんが一位となった。雑詠も六星さんとねむ女さんが一位を分け合った。兼題は、「春の闇」の独特な雰囲気を皆さん個性的に捉えていた。雑詠は、春らしい明るい句とややさびしげな句が混在していた。
*兼題 「春の闇」
◎春の闇五枚こはぜをぎゅっと留め えこ
お稽古事の時の様子であろうか。動きやすい四枚こはぜに比べて、五枚こはぜは簡単には留められないが、丁寧に留める仕草は美しい。昼間ではなく、「春の闇」がよく効いている。
○春の闇あのひと言のわだかまり 朋子
この季節は冬から春への明るい開放感があるが、人間同士はそうはいかない。春がやってくるとともに、その心もほどけていくことが待たれる。
○春の闇裸体モデルの可動域 麦
「裸体モデル」との取合せに意外性がある。「春の闇」に対してどことなく明るさも感じる句になっている。下五の「可動域」が、どこかマネキン的で面白い。
○バス降りてバス見送りぬ春の闇 走波
何処で誰を見送ったのか、いろいろと想像でき、余韻のある句。見送る姿にどこか温かみが感じられて、ほのぼのとしている。
*当季雑詠
◎猫の恋あの子の彼はカギ尻尾 六星
猫好きの人には大いに共感すると思われる。猫の尻尾の動きというのは、ずっと見ていても飽きない。猫同士でも魅力的なのであろう。
◎古書店の「今日の一句」やあたたかし ねむ女
この古書店は、毎日SNSで俳句を発信しているようだ。下五の「あたたかし」でしっかりとファンの心を捉えていることが容易にわかる。
○うららかやならんで進む乳母車 茂樹
乳母車で散歩している姿はよく見かけるが、ならんでいる様子は、お互いに楽しそうで明るく輝いていた。
○梅の香や古都のはずれの築地塀 朋子
一読して景がよく見えてくる。神社仏閣のある町並みは整然として、清らかな川やほのかな山々が目に入り、静かな佇まいを見せている。
*次回予定
日時 四月二日(日)十八時〜二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「花一切」一句と当季雑詠を二句
※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。
投句締切 四月一日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 四月二日(日)
選句締切 四月五日(水)
選句連絡先 茂樹まで
(茂樹 記)
三月に入り梅も満開となり、すっかり春めいてきた。山口修平さんの個展『山口修平 作品展 雨』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、初めての彩鳥さんと欠席投句の三名を含めて 十六名となった。

(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
(兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)
兼題 「春の闇」
Y路地の哀しい方へ春の闇 舟々
春の闇満つる香りの清(すが)しさや 愛幸
円環を孤独と呼ぶか春の闇 斑猫
あやかしの影あちこちに春の闇 進
墨色でキャンバス染めて春の闇 彩鳥
淋しさに下肢ひつぱられ春の闇 たつみ
草叢の息吹漂ふ春の闇 茂樹
春の闇ステンドグラスの黒と赤 六星
春の闇猫の声色狂おしく ねむ女
誰かしら春闇のごと想ひ秘め 厚子
○春の闇あのひと言のわだかまり 朋子
○春の闇裸体モデルの可動域 麦
つなぐ手の春の闇からかの闇へ 七軒
受験生落ればすぐに春の闇 風外
◎春の闇五枚こはぜをぎゅっと留め えこ
○バス降りてバス見送りぬ春の闇 走波
当季雑詠
春雨の海よ燻んだ銀細工 舟々
豆腐屋の呼び声窓の春茜 舟々
SUN SUNと空から降りる枝垂れ梅 愛幸
窓越しの届かぬ想ひ猫の恋 愛幸
蝮蛇草小さき仏を包みをり 斑猫

沈黙を見る眼のなかに散る桜 斑猫
主なき庭で散りゆく梅の花 進
今生の別れを告げて春の川 進
長閑さは有難きこと思ひ知る 彩鳥
朝掃除毛束にびっくり春の鹿 彩鳥
からうじてつながる糸や蓮華草 たつみ

梅香る里山抜けて吟行へ たつみ
一斉に根元より草駒返り 茂樹
○うららかやならんで進む乳母車 茂樹
草履持ち定位置もよし雛飾り 六星
◎猫の恋あの子の彼はカギ尻尾 六星
◎古書店の「今日の一句」やあたたかし ねむ女
諸々の命蠢く春の闇 ねむ女
木蓮の寂しく見えて声かけり 厚子
うららうららうらうらよの意味を知る 厚子

春風に初めての道教えられ 朋子
○梅の香や古都のはずれの築地塀 朋子
五年ぶりちよつと拗ねたる雛さま 麦
春立ちて光が待つてゐる戸口 麦
錠剤は白しろピンクかぎろへる 七軒
ことごとく九(つづら)折(をり)なるよなぐもり 七軒
春の朝ラ・カンパレラの鐘響く 風外
ジグザグにめじろ飛ぶ飛ぶ梅の花 風外
自転車の立ちこぎ朝の東風へ行け えこ
貯めし脂肪落としに行かう山笑ふ えこ
ひな飾りしまう決断見つからず 走波
厳島霞かかりてさざれ波 走波
(句会寸描)
*兼題の「春の闇」は、大差でえこさんが一位となった。雑詠も六星さんとねむ女さんが一位を分け合った。兼題は、「春の闇」の独特な雰囲気を皆さん個性的に捉えていた。雑詠は、春らしい明るい句とややさびしげな句が混在していた。
*兼題 「春の闇」
◎春の闇五枚こはぜをぎゅっと留め えこ
お稽古事の時の様子であろうか。動きやすい四枚こはぜに比べて、五枚こはぜは簡単には留められないが、丁寧に留める仕草は美しい。昼間ではなく、「春の闇」がよく効いている。
○春の闇あのひと言のわだかまり 朋子
この季節は冬から春への明るい開放感があるが、人間同士はそうはいかない。春がやってくるとともに、その心もほどけていくことが待たれる。
○春の闇裸体モデルの可動域 麦
「裸体モデル」との取合せに意外性がある。「春の闇」に対してどことなく明るさも感じる句になっている。下五の「可動域」が、どこかマネキン的で面白い。
○バス降りてバス見送りぬ春の闇 走波
何処で誰を見送ったのか、いろいろと想像でき、余韻のある句。見送る姿にどこか温かみが感じられて、ほのぼのとしている。
*当季雑詠
◎猫の恋あの子の彼はカギ尻尾 六星
猫好きの人には大いに共感すると思われる。猫の尻尾の動きというのは、ずっと見ていても飽きない。猫同士でも魅力的なのであろう。
◎古書店の「今日の一句」やあたたかし ねむ女
この古書店は、毎日SNSで俳句を発信しているようだ。下五の「あたたかし」でしっかりとファンの心を捉えていることが容易にわかる。
○うららかやならんで進む乳母車 茂樹
乳母車で散歩している姿はよく見かけるが、ならんでいる様子は、お互いに楽しそうで明るく輝いていた。
○梅の香や古都のはずれの築地塀 朋子
一読して景がよく見えてくる。神社仏閣のある町並みは整然として、清らかな川やほのかな山々が目に入り、静かな佇まいを見せている。
*次回予定
日時 四月二日(日)十八時〜二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「花一切」一句と当季雑詠を二句
※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。
投句締切 四月一日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 四月二日(日)
選句締切 四月五日(水)
選句連絡先 茂樹まで
(茂樹 記)
雨~グリーンカーテン
2023年03月13日
山口修平 Rain
2023年03月01日
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