7月の句会
2016年07月06日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第二三号 (平成二十八年七月)
七月三日(日)、雷が鳴る物凄い夕立で心配されたお天気も五時頃にはすっかり止んで句会には支障なくほっと一息といったところでした。堀田恵子さんの作品展の会場をお借りして、十四名(内欠席投句二名)の参加者で六時過ぎに、いつものようにはじまった。
(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
兼題「花火」 (清記逆順列記)
花火パーン一二三四(いちにさんし)でどんとなり 華院
花火鳴るたびに横顔光りけり 志路
花火見る世間を離れ見る宇宙 厚子
○せんこうはなびポトリためいきをつく 六星
(Hulot氏へ)
遠花火ふたありだけのbal(バル) masqué(マスケ) 釜爺
色薬部屋に咲きたる花火かな 風外
一人見る花火は遠くセピア色 走破(旧走波)
○音のする毎に縁先遠花火 麦
花火持つ指先白しなぎの夕 りう子
手花火に肩を寄せ合う孫ふたり かかし
この夜が音沙汰もなく遠花火 判字名
◎猫の眼に映る花火を見てをりぬ 茂樹
ゆりの花花火の如く散る想い 紫翠
涼しさを川面に映す花火かな 弧山
当季雑詠(晩夏)
鳴り物の遠く聞こゆるナイターや 華院
◎虫捕りの網しばらくは空を撫で 志路
鳳仙花子供が弾き花咲かす 厚子
青葡萄もぎ取る吾子や日曜日 六星
毬花の二つばかりを活けにけり 釜爺
色にじむコップの中の水中花 風外
人恋し浜昼顔が群れる浜 走破(旧走波)
○干梅を一ついただく回覧板 麦
あじさいを活ける母の手しなやかに りう子
ほととぎす兄との話題故郷の かかし
ライダーのメットに余る半夏生 判字名
公園の中の慰霊碑明易し 茂樹
岩かがみ晩夏に消えろ我が想い 紫翠
手に負えぬパソコン誤動いく晩夏 弧山
(句会寸描)
*兼題の「花火」は、目の前の大きな花火より少し目先を変えた句に選が集まった。雑詠「晩夏」はダントツのトップに志路さんの句が選ばれた。全体的には片仮名の季語を使った句が見受けられた。元々外来のものであれば問題はないが、俳句では、平仮名か漢字を使った方がよいでしょう。
*兼題「花火」
◎猫の眼に映る花火を見てをりぬ 茂樹
こんなふうに別な角度でのんびりと花火を楽しむのも乙なものかもしれない。
○せんこうはなびポトリためいきをつく 六星
一七文字に収まっているが、七・三・七の破調の句となっており、平仮名でまとめたところに作者の工夫のあとが見受けられ、雰囲気がよく出ている。
○音のする毎に縁先遠花火 麦
作者によると宇品の花火の情景を詠まれている。さりげない仕草を簡潔に表現している。ただ「遠花火」は、音が聞こえないほど離れている情景が主体なので使い方には注意したい。
*当季雑詠(晩夏)
◎虫捕りの網しばらくは空を撫で 志路
子供が元気に虫を追いかけて走り回っている様子が目に浮かぶ。下五の「空を撫で」の表現に作者の優しい目線が感じられる。
○干梅を一ついただく回覧板 麦
「干梅」と「回覧板」との取り合わせが面白く、良くなじんでいる。ほのぼのとした楽しい句である。
*次回予定
日時 八月七日(日)十八時~二十時
場所 「カモメのばぁばぁ」
投句 「原爆忌(広島忌)」と「初秋」の句を一句ずつ
(茂樹 記)
サビちゃんの差し入れ

いつもバラエティに富んだおやつなどありがとうございます。
手づくり牛乳寒天ようかん、懐かしくて美味しかった~~!!
ごちそうさまでした。(みなさんを代表して
)
カモメの句会は大体毎月第一日曜の6時から8時の二時間やっています。
進行してくださるのは茂樹さんで、参加したい人がわらわらと集まります。
会費は、 600円(1ドリンク付き)です。
ちょっと狭くてぎゅうぎゅうですがやってみたい方は上記の二句を作成してメモしてお越しください。
七月三日(日)、雷が鳴る物凄い夕立で心配されたお天気も五時頃にはすっかり止んで句会には支障なくほっと一息といったところでした。堀田恵子さんの作品展の会場をお借りして、十四名(内欠席投句二名)の参加者で六時過ぎに、いつものようにはじまった。
(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
兼題「花火」 (清記逆順列記)
花火パーン一二三四(いちにさんし)でどんとなり 華院
花火鳴るたびに横顔光りけり 志路
花火見る世間を離れ見る宇宙 厚子
○せんこうはなびポトリためいきをつく 六星
(Hulot氏へ)
遠花火ふたありだけのbal(バル) masqué(マスケ) 釜爺
色薬部屋に咲きたる花火かな 風外
一人見る花火は遠くセピア色 走破(旧走波)
○音のする毎に縁先遠花火 麦
花火持つ指先白しなぎの夕 りう子
手花火に肩を寄せ合う孫ふたり かかし
この夜が音沙汰もなく遠花火 判字名
◎猫の眼に映る花火を見てをりぬ 茂樹
ゆりの花花火の如く散る想い 紫翠
涼しさを川面に映す花火かな 弧山
当季雑詠(晩夏)
鳴り物の遠く聞こゆるナイターや 華院
◎虫捕りの網しばらくは空を撫で 志路
鳳仙花子供が弾き花咲かす 厚子
青葡萄もぎ取る吾子や日曜日 六星
毬花の二つばかりを活けにけり 釜爺
色にじむコップの中の水中花 風外
人恋し浜昼顔が群れる浜 走破(旧走波)
○干梅を一ついただく回覧板 麦
あじさいを活ける母の手しなやかに りう子
ほととぎす兄との話題故郷の かかし
ライダーのメットに余る半夏生 判字名
公園の中の慰霊碑明易し 茂樹
岩かがみ晩夏に消えろ我が想い 紫翠
手に負えぬパソコン誤動いく晩夏 弧山
(句会寸描)
*兼題の「花火」は、目の前の大きな花火より少し目先を変えた句に選が集まった。雑詠「晩夏」はダントツのトップに志路さんの句が選ばれた。全体的には片仮名の季語を使った句が見受けられた。元々外来のものであれば問題はないが、俳句では、平仮名か漢字を使った方がよいでしょう。
*兼題「花火」
◎猫の眼に映る花火を見てをりぬ 茂樹
こんなふうに別な角度でのんびりと花火を楽しむのも乙なものかもしれない。
○せんこうはなびポトリためいきをつく 六星
一七文字に収まっているが、七・三・七の破調の句となっており、平仮名でまとめたところに作者の工夫のあとが見受けられ、雰囲気がよく出ている。
○音のする毎に縁先遠花火 麦
作者によると宇品の花火の情景を詠まれている。さりげない仕草を簡潔に表現している。ただ「遠花火」は、音が聞こえないほど離れている情景が主体なので使い方には注意したい。
*当季雑詠(晩夏)
◎虫捕りの網しばらくは空を撫で 志路
子供が元気に虫を追いかけて走り回っている様子が目に浮かぶ。下五の「空を撫で」の表現に作者の優しい目線が感じられる。
○干梅を一ついただく回覧板 麦
「干梅」と「回覧板」との取り合わせが面白く、良くなじんでいる。ほのぼのとした楽しい句である。
*次回予定
日時 八月七日(日)十八時~二十時
場所 「カモメのばぁばぁ」
投句 「原爆忌(広島忌)」と「初秋」の句を一句ずつ
(茂樹 記)
サビちゃんの差し入れ

いつもバラエティに富んだおやつなどありがとうございます。
手づくり牛乳寒天ようかん、懐かしくて美味しかった~~!!
ごちそうさまでした。(みなさんを代表して

カモメの句会は大体毎月第一日曜の6時から8時の二時間やっています。
進行してくださるのは茂樹さんで、参加したい人がわらわらと集まります。
会費は、 600円(1ドリンク付き)です。
ちょっと狭くてぎゅうぎゅうですがやってみたい方は上記の二句を作成してメモしてお越しください。
火曜日記@青い海
2016年07月06日


瀬戸内海はいつも穏やか。

きれいな橋をいっぱい渡りました。
橋や島を観て、「あ、この前来たちせちゃんとこじゃあ!」と分かる。

こわごわ堤防の上を歩いて。

透きとおる海の水に感激!!

こうやって直視で蛸をみつけるんです。
水中眼鏡などの道具は使わずに目と手だけ!

つかまったぁ~~~ by タコ!

つかまった蛸、いただいて帰りまして、居合わせた人でお刺身にしてみたら新鮮でおいしかったです。
写真は、蛸の肺と白子みたいなとこ、初めて食べたら食感がふしぎでしたよ。
ririは最初は棒を杖代わりに岩場を歩くだけで必死こいてましたがだんだん慣れてきてタコっぽい赤いものを探索しましたが私に見つかったりつかまったりするようなドジな蛸はおらず私は一匹もとれなかったんだけど、大きな海のはじっこにでもじゃぶじゃぶ浸かって海の匂いを嗅いでもう大満足。
パソコンの中だけでスクロールせずに自然の中にいると生きてる感ありました。
連れて行ってもらって大変ありがとう!!
また行きたい!!!

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