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熊が熊で。

2010年09月26日
熊五郎こと菅健風氏が熊Tでやってきた。
やっぱり熊に熊は似合うねー!

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★ 手に持っているのは、友人の 井手原敬一展 「宇宙大戦」 のDM.
10月16(土)から31(日) GALERIE 青鞜であります。
ものすごええ作品あるはずです、どうぞ。

☆ 同じく陶芸家 雛田仁志作陶展 「1+1=1 育てる陶」 もただいま開催中!!!
9月23(木)~29(水) 福屋広島駅前店 ギャラリークリエイト
この方の作品は手に合ってやさしい!





 明日の夜は、中原中也の朗読会。

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本棚に黄ばんだ文庫があったから読んでいたら若い頃好きだったことをおぼろげに思い出した。
難しくてわからん。全然わからん。
でも好きだった詩のところにきたら泣きそうになった。
なんでかな。



 中原中也の肉体は小さかつたけれども重たく不透明だつた。それはあたりの色をも変色させるやうな毒気をもつてゐたやうに思はれる。
 それでゐて彼の心象はかなしく澄み、いつも半音調の楽器がなつてゐた。彼が酔ふと毒舌になつたり破れたりするのもその悲しい透明な韻律のなす業であつた。彼の律儀さも間にあはなかつた。(中略)
 彼の詩の朗読をレコードにしておきたかつたと告別式の日に自分は洩したが、全くこれは残念なことをした。自分達の「歴程」の会で彼の朗読は度々きいたが、彼が声を出してよむと彼の詩ではなんとも言へなかつた。自分の知つてゐる範囲で「独自」なといふ言葉に恥じない朗読をしたのは宮沢賢治と中原中也だけである。あとは山脈のデコボコの高低に過ぎない。    草野心平「中原中也」  昭和12年12月
      
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