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マッキー元館長の絵本展

2023年05月24日
八千代の丘美術館はぐるっと家が15棟も輪になって建っていて一棟ずつに広島ゆかりの作家が1年ずつの展示をする美術館でした。残念ながら終了してしまいましたが私も何度か丹田和宏展や鳥谷部圭子展などに何度も行かせてもらっていました。
そこの館長を長くされていたのが槇原慶喜さんです。
今回は、イナユキ文 KEIKI MAKIHARA画 「忘れても残るもの」絵本原画展です。

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壁いっぱいの水彩原画が圧巻です。
沢山の絵描きさんや美術関係者の方々や田谷行平先生も。

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果物の水彩など。

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モデルの親戚のお嬢さん、ご家族でいらっしゃいました!

KEIKI MAKIHARA TEN 5月31日水曜まで。







5/23 火曜日、現美ナビツアーしました。

平日でも申し込めば説明付きで回れると聞いたので友人たちとG7も終わって静かになった街に繰り出しました。

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初めてカモメ娘の仕事ぶりを観ましたが、なかなか頑張ってました!
オスカルや楠木さんや現美のみなさんと美術の好きな方々と良い環境に恵まれてますね。




その後、オカピに泉美術館に回ってもらって「中丸雪生さんと交流のあった画家たち」の展覧会に再度お邪魔しました。
えっちゃんとオカピと何度でも感動!
そして、中丸家の孫にあたる洋服の作家の寿絵さんともお話しながらお茶タイムをしてきました。
この展覧会の学芸員さんである永井さんにも敬服と感謝です!

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会場写真は禁止なので、我々の写真で失礼! (笑)





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五月の句会 兼題「虹」

2023年05月17日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百四号(令和五年五月) 

立夏を過ぎたとたんに、生憎の雨模様となった。立町ツバメさんの個展『わたしのほしぞら』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の四名を含めて十三名となった。(尚、今回ねむ女さんの選句はありません)

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記) 
 


兼題 「虹」 

○船に添ひ海走る虹龍の如し  彩鳥
正面の社へ二重虹立ちぬ  茂樹
○昼下がり虹の欠片の忘れ物  六星
虹架かる自転車停めて見惚れたり  走波
◎飛行艇虹より出て飛び立ちぬ  斑猫
雨もよひチタンの一輪挿しに虹  ねむ女
○それぞれに見た虹のこと話す夕  たつみ
◎虹の根や確か棚田の三枚目  麦
曇天のドライブ眼前に虹立つ  えこ
虹高し側に我が犬手には傘  進
ルーキーを寿ぐ虹や初勝利  朋子 
○あふために虹に向つてバスに乗る  七軒
虹がでた雨のち晴の一瞬に  風外

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当季雑詠

季語眺めはたと菖蒲湯思い出す  彩鳥
薫風の奏でる葉音に息をつく  彩鳥
◎天空を引き寄せてゐる桐の花  茂樹
植栽へ細やかに張る蜘蛛の糸  茂樹
さかあがり四回できた夏(なつ)初月(はづき)  六星
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新緑を映し流るる太田川  六星
バスに乗る盲導犬よ梅雨間近  走波
○さみだるる終着駅の車止め  走波
座頭虫揺らす葉影やジギタリス  斑猫
沈黙の寺院を叩き驟雨過ぐ  斑猫
磯遊び木星柄の石拾ふ  ねむ女
○虹の根を掘れば宝のあるといふ  ねむ女
名を母に聞きし記憶の紫蘭かな  たつみ
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夏めくやサラダ彩る食用花  たつみ
母の日に妣の字知りて逢ひに行く  麦
残り香や振り向きざまに五月闇  麦
上着手に麦の秋風鳥の声  えこ
ビル一階に保育園あり鯉のぼり  えこ
男の子名前の入りし幟かな  進    
そっと咲く父が残した花水木  進
限定のランチに添えてカーネーション  朋子
登山靴やつと洗ひて風薫る  朋子
雨ならば雨浴ぶるなり松の芯  七軒
薫風に飽きることなしすべり台  七軒
メダカの子5ミリの命いとおしい  風外
あじさいがキャビアの粒咲くを待つ  風外
                  
                                       
(句会寸描)

*兼題の「虹」は、大接戦の末、斑猫さんと麦さんが一位を分け合った。雑詠は、茂樹が一位となった。兼題は、虹を見ることが少なくなってきたので、想像力を働かせた句が数多く見受けられた。雑詠は、初夏の様子をいろいろな視点で捉えていた。
                                
                               
*兼題 「虹」

◎飛行艇虹より出て飛び立ちぬ  斑猫
普段は滅多にお目にかかれない「飛行艇」であるが、「虹」との取合せに物語性を感じる。ジェット機ではなく「飛行艇」というところにロマンがある。

◎虹の根や確か棚田の三枚目  麦
虹そのものではなく、虹の根元を観察しているところが面白い。
「確か」と示しているのでもう消えているのかもしれない。下五の「三枚目」は、リズムがよい。

○船に添ひ海走る虹龍の如し  彩鳥
昇り龍であろうか。中七の「海走る虹」が勢いを感じさせ効果を上げている。「虹」を「龍」と感じるところに作者の感性が出ている。

○昼下がり虹の欠片の忘れ物  六星
昼間の通り雨か何かと思われる。中七から下五にかけての「虹の欠片の忘れ物」が独特でユーモラスである。「虹」の名残りを見つけた嬉しさも感じる。

○それぞれに見た虹のこと話す夕  たつみ
その日の「虹」が、家族の共通の話題となっている。一家団欒の楽しい夕餉の様子がうかがわれ、会話もいつも以上に弾んでいるものと思われる。

○あふために虹に向つてバスに乗る  七軒
どこかの映画のワンシーンを思わせる。「あふために」としかいってないので、誰に、どこで、何のために会うのか、たいへんロマンチックな句。

*当季雑詠

◎天空を引き寄せてゐる桐の花  茂樹
桐の花は、非常に背丈の高い花である。毎年のように近所の同じ場所で、見上げているが、その日は何となくそんな感じがした。
                                             
○さみだるる終着駅の車止め  走波
「終着駅の車止め」にスポットライトを当てている。そこには雑踏から遠ざかった佇まいが感じられ、いかにも五月雨らしい一風景である。
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○虹の根を掘れば宝のあるといふ  ねむ女
アイルランドの民話にこういう言い伝えがあるとのこと。作者はそれを知っていて、実際の虹を眺めながら夢のある思いを寄せている。



*次回予定
日時 六月四日(日)十八時〜二十時
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「蛍」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 六月三日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 六月四日(日)
選句締切 六月七日(水)
選句連絡先 茂樹まで

      (茂樹 記)
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わたしのほしぞら 立町ツバメ

2023年05月11日
まだ天の川を観たことが無いけれど星が好きな 立町ツバメ個展

5/1~5/15

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星座の絵と、アクセサリーはリンクしていて素敵です!

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私は、みずがめ座だけど、射手座のデザインがカッコよくて好きだからこちらを購入!

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ツバメさんは本業は写真の仕事なので週末午後には機材持ち込みでポートレート撮影してくれます。
投げ銭ですのでお気軽に!!
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宇宙を創造する!

2023年04月29日
カモメお二階のすぺいすフラミンゴがオープンしてから早1年!

こんなに小さなギャラリーなのに生意気にも、やりたい展しかやらない廊主鴎娘が、満を持して本日から開催。

小部屋の中の小宇宙

井手原 敬一

4月29日~5月7日
10:30~18:00


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作家 井手原敬一の様だと思ったら、Self-Portraitだった。



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初日と二日目は現美を休んでフラミンゴの門番をしているおばさん廊主。




彼の宇宙、こんな作品を生み出す作家と出会えてよかった。



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木と布と祭とカープとドイツと尾道とモッコウバラ!

2023年04月24日
4月後半4/16~4/30の展覧会は、「木とてと×mejiroya 二人展」

木彫りの器や人形と刺繍、オリジナルのテキスタイルで作った布小物と革小物そして犬の粘土オブジェ。
力作ぞろいで楽しい雑貨屋さんぽいカモメです!

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カモメのチーズケーキは教えてもらって15年!絵の友だちの宮本佳子レシピ🍰!



そして今日4/23は横川のお祭り「ふしぎ市」でした。

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カモメ前のステージ!!
コロナ以降こんなに街が盛り上がるのは久々でちょっと嬉しいお祭りでした!




🎏勝った〜‼️🙌
LIVE listening 1st.
厚子企画カープ応援の夕べ❗️
4/20(木)
カープ女子達の解説で盛り上がるラジヲ観戦(^O^)

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カープ応援企画、楽しかったからまたやりましょう!✌
(わしは野球分からんのじゃけどカープファンじゃけん!)




そして、カモメではおなじみのヘルブラウさんと夫のオットーさんが来てくれました。

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オットーさんの田舎の南ドイツのettennhaimuにお邪魔してヘーゼルナッツの木の下でハンモックにゆられてのんびりしたのはコロナ前です。

今回は一緒に尾道へ。

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商店街を歩き始めたら、「りりー!」って尾道の絵描きのリリーさんが声をかけてくれてびっくり!

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浄土寺って国宝だったんですね、もっとよくみてくればよかった。また行こ!

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道を尋ねたSocial Kitchenさんはベルリンに居たことがあって修平くんの友だちで、ドイツ語の通じる人もわらわら来て、オト君もリリーさんとこに居て尾道はみんな仲良しですね。(笑)





モッコウバラが咲く前に館長(留学生会館の館長をされていた荒木史子さん)が撮ってくれた写真と、今日、木とてとさんが撮ってくれた写真、ありがとう~!

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四月の句会 「花一切」

2023年04月12日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報 第百三号(令和五年四月)

穏やかによく晴れて、絶好のお花見日和となった。沓内芙佐子さんの個展『沓内芙佐子作品展』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の八名を含めて十六名となった。

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記) 



兼題 「花一切」

淡桃に枝樹を飾る花手毬  彩鳥
山門の内は枝垂るる花の雨  ねむ女
思索への道を彩る桜かな  右京
儚くも散り際決めし花の雨  厚子
弁当がひらり桜の着地点  走波
花冷えや呼び込みの声空に消え  朋子
百年をかけて桜の翁かな  たつみ
山肌に散りばめられし桜かな  進
○桜降る星降る地球の上に居る  六星
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庭池にどこから来たか花ひとつ  風外
幹二本折れてなけれど花の昼  七軒
花筏数多浮かべる貯水槽  茂樹
○ヒロシマの川べりの花的礫たる  麦
一斉に人戻り来て花月夜  えこ
花曇心の様をみすかして  愛幸
◎フィボナッチ数列に散る八重桜  斑猫

 
当季雑詠

目の先の馬酔木の花は鹿シカト  彩鳥
桜まじはらはら降らす溶けぬ雪  彩鳥
野にありて誰(たれ)おはします仏の座  ねむ女
春の風ふたごの女児の生まれけり  ねむ女
足下に蜥蜴出づ音響く朝  右京
春コート脱ぎて靴音弾む君  右京
花冷えの夜に珈琲の香り立つ  厚子
現れて鳴きつ子猫のいのち燃ゆ  厚子
ワンルームマンションの灯や春霖雨  走波
花冷えや山本川の終わるとこ  走波
うららかや吾子と包める水餃子  朋子
航海の背を押す東風や岸はるか  朋子
白(はく)木蓮(れん)の下に佇む美少年  たつみ
教科書とノートが残り春の塵  たつみ
わが犬の背にも舞い散る花吹雪  進
見上げれば盛りを過ぎた玉椿  進
不登校卒業の朝晴れた空  六星
蕗の薹いつから美味くなったやら  六星
葉の色が食べたくなるよ山桜  風外
みつまたの丸き花達モダンなり  風外
川下に蝶は黄色になつて行く  七軒
昆虫の足は届かずつばくらめ  七軒
大空を斜めに進む初つばめ  茂樹
○吊橋を踏む音消ゆる菜種梅雨  茂樹
ふるさとはぐるり山・山・山笑ふ  麦
片足浸す光流るる春の川  麦
春光やモールの広き駐車場  えこ
◎桜並木下しか見ない母を連れ  えこ
不可能な事はないよとなずな咲く  愛幸
頭上では今忘れんと桜咲く  愛幸
○ゴンズイの玉は波間の位相幾何  斑猫
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捨てられし細魚の青や防波堤  斑猫


                                       
(句会寸描)

*兼題の「花一切」は、頭一つ抜け出した斑猫さんが一位となった。雑詠は、えこさんが一位となった。兼題は、たいへん個性的な句が数多く見受けられた。雑詠は、春の盛りをバラエティーに富んで詠んでいた。


*兼題 「花一切」

◎フィボナッチ数列に散る八重桜  斑猫

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自然界に通じる「フィボナッチ数列」の黄金比率を人は美しいと感じる。その中の数字の「8」を上手く取り込んでいる。「八重桜」が螺旋状に美しく舞っている。

○桜降る星降る地球の上に居る  六星
昼は桜を、夜は星空を眺めながら、人は暮らしている。そういう体験を幸せに感じる思いが素直に伝わってくる。

○ヒロシマの川べりの花的礫たる  麦
あの原爆で焼け野原の「ヒロシマ」に、今は見事な花が「川べり」に咲いている。「的礫たる」の措辞がピカドンの記憶と重なっているように思える。



*当季雑詠

◎桜並木下しか見ない母を連れ  えこ
お母様への思いを何も語っていないが、中七の「下しか見ない」に、過去のお母様との花見の思い出、今の厳しい現実など作者の複雑な心中が想像できる。
                                             
○吊橋を踏む音消ゆる菜種梅雨  茂樹
雨降りの日に、京橋川にかかっている工兵橋を渡っていた時の体感をそのまま詠み込んでみた。

○ゴンズイの玉は波間の位相幾何  斑猫
 「ゴンズイの玉」のうねりと「波間」のうねりを重ね合わせている。それらを「位相幾何」と捉えたところがユニークで、躍動感のある句になっている。


*次回予定

日時 五月七日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「虹」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 五月六日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 五月七日(日)
選句締切 五月十日(水)
選句連絡先 茂樹まで
 
   (茂樹 記)
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春の展覧会とお花見🌸🌸🌸

2023年04月06日
3月の前半は山口修平『雨』、後半は竹本麻紀『green curtain』、この作家二人は広大の同窓生です。

麻紀さんの作品は、きれいに額装してありましたが、私の部屋には大きかったのでキャンバスに貼り直してみました。

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ストイックでしたね、作品が。

お二人の先生でもある難波平人さんに私も声をかけてもらいました。「長くgalleryを続けてますね、これからも頑張って続けてくださいよ、私も81歳だけれどまだまだがんばりますからね!」
笑顔でなんでも褒めてくれて素敵でした。



四月前半は、沓内芙佐子作品展です。

くつないさんは、内緒だけれど80代半ばの作家です。
お客様が会いたいと言われたら車でピューンと駆けつけられます。
生き生きとやる気満々なので、私は頭が下がります。

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ウインドウにはきれいな牡丹の絵を掛けられました。

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設営はブラック画材の中川君でした。早くてきれいでした!いつもありがとう。

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やさしさが伝わってくるくつないさんの絵、私は好きです!




今年は、正々堂々とお花見できる気がしましたね。🌸

🌸近所の公園でお昼時間に!
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マハさんはお店を開けに早退です。

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楢さんは、お客さんが手を振ったから走ってお店へ帰りました!(笑)





🌸4月4日(火曜)は、愛媛県の伯方島の開山公園へ!
こんなにきれいなん初めてかも~!

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勢いよく滑り降りて行く朋子さん!

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なぎさちゃんちの皆様お世話になりました。
おでんも鯛めしもサイコーじゃった!






4月2日(日)には、高校の学年の同窓会がありまして、70歳の記念だからとのことで、私は52年ぶりに初めて出席したのですが30名ほど来られていてほぼどなたも分かりませんでした。
唯一、出席番号が近かった女子が何となく分かったのと最近FaceBookでつながっている図書委員だったつながりの男子がひとり分かっただけでした。💦昔から忘れっぽいのです。

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「ふなもっちゃん~!?」って声かけてもらって嬉しかった。



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竹本真紀 green curtain

2023年03月23日
モノトーンの美しい銅版画の個展です。

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ドレイカツドウ家のおじさんの紹介文が素晴らしいのでまんま使わせていただきます!

竹本麻紀 銅版画展@カモメのばぁばぁ 31日まで。
green curtainというシリーズは、いわゆるグリーンカーテン、日除けのために窓際に植えられたアサガオやトケイソウなどのつる性の植物が、白いカーテンに投げかけた影を室内から描いている。
モノクロ画面に映し出されたまばゆい光と植物の影のコントラスト、それが風に揺らめき、時間とともに移り変わることを想像させてくれて、静止した画面に動きが閉じ込められている感じがします。
グリーンカーテンがカーテンに写る意味の重なり、さらには影をカーテンに写し取った光の版画を、銅板の版画で転写する意味の重なり。二つの重なりがこの画面を構成しているという発見がありました。
竹本さんは広島大学で美術を学び、卒業後も広島市立大学に通って版画を習得。現在は工業高校で美術を教えておられます。子育てをしながらの忙しい生活だと思いますが、未明から起きて早朝までの時間に創作をするそうです。夜明けとともに窓に映る光と影の変化を見ることも創作のヒントになってるのかもですね。



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ドライポイントのワークショップ 各日曜
リリもアトムを刷らせてもらいました。

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友人の 森 鷲風 のおじさまは出雲で陶芸をしておられます。
食事動作が難しくなっている方でもスプーンで上手に食べれるように、自助具のスプーンでも食べやすい様に作られた皿です。
(スプーンは普通のしかうちには無いので、写真は普通のです。)

陶器だから重くて動かないし、これだと片手でも食べやすそうですね。
こういうものもあるというご紹介です。

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南場 正之さん作


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MOCAやっとリニューアルオープン!

2023年03月19日
2年と3か月長かったですね。
モダンアートが無くても生きて行けるけれど、久々に広島市現代美術館に入れたらやっぱり面白かった!


現美でアートナビゲーターをしたい鴎娘はこの日を待ちわびてフワフワしていました。

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副業ドカツおじさん撮影! (やっぱり上手いなぁ~!)


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プレオープンの一日、アートナビのベテラン組のオスカル佐々木・楠木さん・亜希はフル回転していました。
広報の立花さんも走り回っていてお疲れ様です。



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招待された園児たちもキャーキャー喜んでいました。



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面白い作品がいっぱいありました。
ようわからんのもいっぱいありました。(笑)
こういうのは大好き!



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カモメはユキちゃんにお願いしてそっと行ったのに、「仕事さぼっとったじゃろう!」と通報が相次いでニュースをみたら報道されていました!

面白い作品も沢山展示されていました。
cafeスペースもオシャレだから今度はランチに行ってみようって思います。
メインの映像はちゃんと見れなかったからまた行きたいと思います!





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三月の俳句会 春の闇

2023年03月15日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百二号(令和五年三月) 

三月に入り梅も満開となり、すっかり春めいてきた。山口修平さんの個展『山口修平 作品展 雨』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、初めての彩鳥さんと欠席投句の三名を含めて 十六名となった。  


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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)




兼題 「春の闇」 

Y路地の哀しい方へ春の闇  舟々
春の闇満つる香りの清(すが)しさや  愛幸
円環を孤独と呼ぶか春の闇  斑猫
あやかしの影あちこちに春の闇  進
墨色でキャンバス染めて春の闇  彩鳥
淋しさに下肢ひつぱられ春の闇  たつみ
草叢の息吹漂ふ春の闇  茂樹
春の闇ステンドグラスの黒と赤  六星
春の闇猫の声色狂おしく  ねむ女
誰かしら春闇のごと想ひ秘め  厚子
○春の闇あのひと言のわだかまり  朋子
○春の闇裸体モデルの可動域  麦
つなぐ手の春の闇からかの闇へ  七軒
受験生落ればすぐに春の闇  風外
◎春の闇五枚こはぜをぎゅっと留め  えこ
○バス降りてバス見送りぬ春の闇  走波
 


当季雑詠

春雨の海よ燻んだ銀細工  舟々
豆腐屋の呼び声窓の春茜  舟々
SUN SUNと空から降りる枝垂れ梅  愛幸
窓越しの届かぬ想ひ猫の恋  愛幸
蝮蛇草小さき仏を包みをり  斑猫
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沈黙を見る眼のなかに散る桜  斑猫
主なき庭で散りゆく梅の花  進
今生の別れを告げて春の川  進
長閑さは有難きこと思ひ知る  彩鳥
朝掃除毛束にびっくり春の鹿  彩鳥
からうじてつながる糸や蓮華草  たつみ
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梅香る里山抜けて吟行へ  たつみ
一斉に根元より草駒返り  茂樹
○うららかやならんで進む乳母車  茂樹
草履持ち定位置もよし雛飾り  六星
◎猫の恋あの子の彼はカギ尻尾  六星
◎古書店の「今日の一句」やあたたかし  ねむ女
諸々の命蠢く春の闇  ねむ女
木蓮の寂しく見えて声かけり  厚子
うららうららうらうらよの意味を知る  厚子
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春風に初めての道教えられ  朋子
○梅の香や古都のはずれの築地塀  朋子
五年ぶりちよつと拗ねたる雛さま  麦
春立ちて光が待つてゐる戸口  麦
錠剤は白しろピンクかぎろへる  七軒
ことごとく九(つづら)折(をり)なるよなぐもり  七軒
春の朝ラ・カンパレラの鐘響く  風外
ジグザグにめじろ飛ぶ飛ぶ梅の花  風外
自転車の立ちこぎ朝の東風へ行け  えこ
貯めし脂肪落としに行かう山笑ふ  えこ
ひな飾りしまう決断見つからず  走波
厳島霞かかりてさざれ波  走波
              
                         
(句会寸描)

*兼題の「春の闇」は、大差でえこさんが一位となった。雑詠も六星さんとねむ女さんが一位を分け合った。兼題は、「春の闇」の独特な雰囲気を皆さん個性的に捉えていた。雑詠は、春らしい明るい句とややさびしげな句が混在していた。


*兼題 「春の闇」

◎春の闇五枚こはぜをぎゅっと留め  えこ
お稽古事の時の様子であろうか。動きやすい四枚こはぜに比べて、五枚こはぜは簡単には留められないが、丁寧に留める仕草は美しい。昼間ではなく、「春の闇」がよく効いている。

○春の闇あのひと言のわだかまり  朋子
この季節は冬から春への明るい開放感があるが、人間同士はそうはいかない。春がやってくるとともに、その心もほどけていくことが待たれる。

○春の闇裸体モデルの可動域  麦
「裸体モデル」との取合せに意外性がある。「春の闇」に対してどことなく明るさも感じる句になっている。下五の「可動域」が、どこかマネキン的で面白い。

○バス降りてバス見送りぬ春の闇  走波
何処で誰を見送ったのか、いろいろと想像でき、余韻のある句。見送る姿にどこか温かみが感じられて、ほのぼのとしている。


*当季雑詠

◎猫の恋あの子の彼はカギ尻尾  六星
猫好きの人には大いに共感すると思われる。猫の尻尾の動きというのは、ずっと見ていても飽きない。猫同士でも魅力的なのであろう。

◎古書店の「今日の一句」やあたたかし  ねむ女
この古書店は、毎日SNSで俳句を発信しているようだ。下五の「あたたかし」でしっかりとファンの心を捉えていることが容易にわかる。

○うららかやならんで進む乳母車  茂樹
乳母車で散歩している姿はよく見かけるが、ならんでいる様子は、お互いに楽しそうで明るく輝いていた。

○梅の香や古都のはずれの築地塀  朋子
一読して景がよく見えてくる。神社仏閣のある町並みは整然として、清らかな川やほのかな山々が目に入り、静かな佇まいを見せている。


*次回予定

日時 四月二日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「花一切」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 四月一日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 四月二日(日)
選句締切 四月五日(水)
選句連絡先 茂樹まで
   
  (茂樹 記)
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雨~グリーンカーテン

2023年03月13日
これ↓かわいいですよね。 draw by Shuhei Yamaguchi


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生まれ変わったら木になるかもしれません。







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右が作家の山口修平くんです。



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《ゲルニカ》 群読   マルマチ・クミコ・リリ・アキ  2023/3/11





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修平くんの次の作家は、修平くんの大学の先輩にあたる竹本麻紀さんです。





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カモメのばぁばぁは、婆婆ではなくって、鴎の床屋さんのバーバーなのです!!




今年も311がやってきて、そして次の地震の心配もしながら様々な用事も終わって一区切りついたようなこの頃。
淡々と、人々や12歳の犬と過ごしていこうと思っています。😊






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山口修平  Rain

2023年03月01日


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F6 油彩  全て 50,000円




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F3 油彩  30,000円 (ウインドウ展示の為写りが悪くてすみません。)



山口修平 作家在廊日は土日のみとなります。






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二月の日々いろいろ。

2023年02月24日
3月18日の広島現代美術館リニューアルオープンに向けて、スタッフの方たちは猛スパートで準備中です。
鴎娘たちもさっそく作品の紹介もあり、さらに様々なサービスに向けての勉強を日々頑張っています!


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毎日新聞(現美広報の立花さんありがとうございます。)


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現美レターニュース


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TSS ライク






2月後半の個展は、やまがゆみこの『メルヘンの国へようこそ!』

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ゆみこさんと模型の茂じいちゃん。





ドイツからレアちゃんの建築仕事仲間のヨナス君が来ました。
しっかり原爆資料館でも勉強していました。

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あべゆうりさんの怖い系似顔絵( ´∀` )

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3000円(額別)でオーダーを受けておられます。

12月にはあべゆうり企画「わしらのアトム展」もありますよ!


二月の俳句会に出させてもらった六星の句を萬福寺の和尚さんが書いてくださいました。
以前カタクリの花が咲いている堅香子庵に遊びに行かせてもらいました。

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ありがとうございます。





おまけのアトム

くしゃみが止まらなくてアトムは病院に行きました。
アレルギーだったみたい。
お薬もらったら止まりました。良かったね!

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101回目の俳句会!

2023年02月14日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百一号(令和五年二月) 

まだまだ寒い毎日ではあるが、暦の上では、立春を過ぎた。藤浦あやさんの個展『同時に存在するもの』展の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、初めての藤浦あや(俳号:いを)さんと欠席投句の四名を含めて十四名となった。 

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)




兼題 「春寒し」 

セルフレジ札吸ひ込まれ春寒し  たつみ
◎手のひらに湯のみ包みて春寒し  朋子
春寒し亡き人への文戻りけり  ねむ女
ささくれに気を取られをる春寒し  六星
自転車の轍の二本春寒し  走波
枝に緑まだ小さくて春寒し  えこ
春寒のムラシコ少佐撃墜死  七軒
春寒く残りし酒を温めん  進
東天にスピカ昇れど春寒し  斑猫
春寒しふところ寂(さみ)し古希の風  風外
春寒し五百数基の石燈篭  麦
春寒や体育館へ入る朝  茂樹
春寒し握る子の手の輻射熱  いを
○春寒しそつと荷に足す襦袢かな  厚子


当季雑詠

寒明けや映画の列に並びをり  たつみ
節分の豆は両手にあふれけり  たつみ
冴返る三日さぼりしピアノかな  朋子
◎オリオンを横切る夜間飛行かな  朋子
浅き春ほどよく甘きマフィン食ぶ  ねむ女
料峭やお百度を踏む人のゐて  ねむ女
旅ひとり雲かぶる富士山の見ゆ  六星
○堅香子の俯いてなお根を伸ばす  六星
冬麗バギーに犬乗せ土手散歩  走波
旧姓で呼び合ふ友や春隣  走波
豆を撒く裃板につく役者  えこ
立春や酒蔵を出る搾りたて  えこ
まだ拳握りしままの金縷梅  七軒
赤白のクレーンはせはし薄氷  七軒
露地裏に一つくれなゐ寒椿  進
テレビでも良き男なり實朝忌  進
ヒドリガモ疾く立つ翼に春の雪  斑猫
東風吹きてビルは砂塵にかすみをり  斑猫
道行けばおもわぬ所に蕗のとう  風外
春泥や高速道路道のはた  風外
○満員のフェリー往き交う瀬戸は春  麦
追いかけてやがてしょんぼり止む時雨  麦
月一度父の施設へ水温む  茂樹
旧正や真つ正面に厳島  茂樹
裂いたよな雲の衣に冬三日月  いを
丸桶の氷抱えて陽を注ぐ  いを
一株の豚の饅頭持ち帰る  厚子
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隣からピアノの音色鐘霞む  厚子

                                       


(句会寸描)

*兼題の「寒寒し」は、接戦の末、朋子さんが一位となった。雑詠も朋子さんが一位となった。兼題は、体感としての寒さと雰囲気的な寒さの両方が万遍なく詠まれていた。雑詠は、晩冬と春の句が入り混じっていた。


*兼題「春寒し」

◎手のひらに湯のみ包みて春寒し  朋子
中七の「湯のみ包みて」で湯飲み茶わんの温もりを上手く表現している。まだまだ寒い毎日だからこそ、体が温まる熱いお茶が欲しくなる。

○春寒しそっと荷に足す襦袢かな  厚子
もう荷造りしてしまった荷物に、急に寒さがぶり返したので暖かい衣類を追加しようしている。送り先への細やかな気配りが感じられる。

*当季雑詠

◎オリオンを横切る夜間飛行かな  朋子
まるでおとぎ話のようなメルヘンチックな夜景である。この句のコメントでも述べられていたが、プロペラ機のようなゆっくり進む飛行機が似合いそうである。

○堅香子の俯いてなお根を伸ばす  六星
 「堅香子」は、この句のように控え目であまり目立たない花であるが、大地にはしっかり根を張っている。冬を乗り切る力強さまで伝わってくる。
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○満員のフェリー往き交う瀬戸は春  麦
しばらく満員のフェリーにお目にかからなかったが、コロナがやっと収まってきて、客足が戻ってきた。活気ある、いかにも瀬戸内の春らしい景である。このまま続くように願うばかりである。



*次回予定

日時 三月五日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「春の闇」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 三月四日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 三月五日(日)
選句締切 三月八日(水)
選句連絡先 茂樹まで

     (茂樹 記)


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同時に存在するもの

2023年02月14日
藤浦あや 個展

2/1~2/13

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煩悩熾盛 ぼんのうしじょう からとったタイトルです。
熾盛は、燃え盛るというような意味があるそうです。




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エネルギーのある作品展でした。
またみたい!!

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東京

2023年02月09日
1月30日から二泊で東京へ。久々~TOKYO

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 旅ひとり雲被る富士山の見ゆ


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兵馬俑 (上野の森美術館)


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聖イグナチオ教会 (四ツ谷駅)で待ち合わせ


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 寒昴友の頭の冠となる

クリスチャンの和子ちゃんの頭に冠ができた!
星ではなくて、マンションの窓じゃけど。


2日目 本命の府中市美術館

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諏訪敦  『眼窩(がんか)裏の火事』

このテーマの為にどれだけの取材を重ねたのだろう。
この人のルーツは私たちのルーツでもあり、会場の一枚一枚の絵は全てが一つの作品となって物言うてくる。
北海道出身の作家だけれど広島に縁のある方なので是非、広島市現代美術館で再現してほしい。


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芸術新潮で観て以来、諏訪さんの豆腐の絵も直に観てみたかった!
これも目的のひとつ。
私、写実絵画は基本的に好きじゃない。でも、すごかった!
2023 2月26日まで。


帰りにmoji展で、ぶっちぎりの人気だったシューマン(小2)(キントレ)の目黒の家にも。

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3日目

エゴン シーレ(東京都美術館)も覗いてから、一目散に江戸川自然動物園に!

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動くとこみれました!
オオアリクイがずーっと観たかったんです。
ワライカワセミも大笑いしてました! 
小さな動物園だけどおススメです。


和子ちゃん、清水君、急なことなのに東京で会ってくれてありがとう。
オスカルさま、またカモメのお留守番ありがとう!


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まだ60代ですけど。

2023年01月24日
わぁ、よこなぐりの雪が降ってきました。天気予報当たるんだ!

昨夜は思いがけずともだちが「今日は早めのお誕生日会よ。」って。

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「もう誕生日なんて嬉しくないんだけど!」とぶつぶつ言いながら友達のフランス語の歌に加わる。ジョワイユアーニーベーセー♬

紙の皿のカステラに🍓を添えて、手作りの甘い玉子焼き多めのちらし寿司とチューリップが2本と。

ささやかなささやかなお誕生日会は、わがままな私も気持ちが温まる夜となりました。
いつもありがとね。




先週の土曜の中国新聞セレクトのカマチョフコーナーにカモメの年間スケジュールの記事がでました。
そこでも歳を聞かれまして、ギリギリ60代です。(笑)

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いつも撮影してくれるケータローさんと自前衣装で参加してくれるアーティストや友達のみなさんありがとう。
カマチョフさんいっぱい書いてくれてありがとうございました。大きな記事で驚きました!


年間スケジュールカードは15年間毎年作っています。
今年はこの作家の方たちの展覧会が続きます。観に来てくださいね。

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出入りーさんの水彩画展

2023年01月22日
出入りーアート作品展
 「煌めく水面たち」

1/18~1/30

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大作2点は 各100,000円
小品は、3,000円~5,000円
パーカー長袖 10,000円~12,000円
Tシャツ半袖 3,000円
下敷き 各500円


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2023年初展覧会 moji展Ⅱ 文字であそぼう。

2023年01月17日
24名の方が思い思いの「文字」を展示されました。
1/7~1/14

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㊗ 百回。

2023年01月16日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第百号(令和五年一月) 

あっという間にカモメ句会も百回を迎えた。moji展Ⅱ『もじであそぼ。』の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の六名を含めて十六名となった。 

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)



兼題 「祝一切」 

荒波にもまれも飛び祝(た)つゆりかもめ  亨牧
初凪にこころあずけし祝島  麦
祝杯はノンアルコール年迎ふ  たつみ
振袖で雪踏み初めし祝の日  愛幸
百回の祝い重なる初句会  走波
正月は赤きうるしの祝い酒  風外
大年の若大将の祝歌  中中
祝い酒片手に響く除夜の鐘  右京
健康で祝う親父の去年今年  厚子
ご祝儀の鰤競り落し最高値  茂樹
登頂を祝うごとくに吹雪止む  斑猫(旧 茂)
◎凍て星も祝ふ句会や百繰る日   六星
○祝いより祈り多くて年の明け  えこ
持ち寄りの菜で祝へる初句会  ねむ女
初雀祝ふが如く飛び回り  進
歯の抜けし吾子の祝ひや福寿草  朋子


当季雑詠

福笑いひさびさにみた下の顔  亨牧
今年こそ願う自分に笑い初め  亨牧
◎百代の過客の一日初句会  麦
イチョウの葉帽にしており雪だるま  麦
音を吸い白い息吐く雪女郎  たつみ
新年の客去りし後夫(つま)と犬  たつみ
空中(そらじゅう)の雲をあつめて賀正風呂  愛幸
○友の死を知つて消せぬは賀状録  愛幸
友と逢ひさもなき話年明くる  走波
犬と散歩手のかじかみぬ犬も又  走波
福寿草黄色の艶のおもしろさ  風外
七草も特売品の端にあり  風外
風花よ迷子の我よ舞ひあがれ  中中
三日ミニカーの残る部屋にひとり  中中
大晦日話題も尽きて持て余す  右京
冬凪の音戸の瀬戸を走る船  右京
縄張りは一平米の炬燵猫  厚子
買初に気合い十分靴が鳴る  厚子
寒梅へ近づき少し遠ざかる  茂樹
寒禽の声竹藪を震はせて  茂樹
黒猫も手を出しかねる小豆粥  斑猫(旧 茂)
傾国に逢うこともなし小正月  斑猫(旧 茂)
ケラケラと吾子の笑顔や年明くる  六星
若き塗師(ぬし)大鳥居朱に蘇り  六星
着ぶくれをすずめと競う白い朝  えこ
窓際の豆苗入れて七草粥  えこ
○金釘流で書くもリハビリ年賀状  ねむ女
○黒豆の艶やかにして淑気満つ  ねむ女
雪晴れの山に向かつて目を細め   進
小寒や猫らが並ぶ窓の下  進
ズムスタの歓声はるか冬の雨  朋子
青信号一歩踏み出す今朝の春  朋子

 
  (句会寸描)

*兼題の「祝一切」は、接戦の末の、六星さんが一位となった。雑詠は、頭一つ抜け出した麦さんが一位となった。時節柄、兼題・雑詠共、新年と結び付けた句が圧倒的に多かった。句会後は、百回記念の会食を楽しんで、懐かしい人たちの話題などに話が弾んだ。


*兼題「祝一切」

◎凍て星も祝ふ句会や百繰る日   六星
百回記念の句会の挨拶句である。「凍て星」は、「夜の美術館句会」を想起させ、下五の「百繰る日」は、「カモメ句会」の歩みを物語っている。

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百回目の句会が行われた日の夜も寒い。でもギャラリーの中は暖かかったです。:)

○祝いより祈り多くて年の明け  えこ
この一年、世界情勢が激変して、正月を素直に祝う気分になれない昨今である。日本ならびに世界が平和であってほしいという作者の願いが込められている。

*当季雑詠

◎百代の過客の一日初句会  麦
「百代の過客」の響きに当句会のいろいろな思い出が蘇ってくる。「百代」と百回記念の句会が重なってみえる。

○友の死を知つて消せぬは賀状録  愛幸
 私も毎年、「賀状録」を見直しているが、この句のように割り切れないものがどこかにある。

○金釘流で書くもリハビリ年賀状  ねむ女
不自由な手をただ悲観するのではなく何とかしたいという前向きな姿勢が感じられる。「金釘流で」がほのぼのとしてユーモラスである。

○黒豆の艶やかにして淑気満つ  ねむ女
あの光沢のある落ち着いた美しい色に正月の厳かな雰囲気がよく合っている。「黒豆」(新年)と「淑気満つ」(新年)の季重なりになっているが、あまり気にならない。




2014年 第一回の句会報を茂樹さんが配ってくださいました。
茂樹さん、ありがとうございます。これからもよろしくお願いします!


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*次回予定

日時 二月五日(日)十八時~二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「春寒し」一句と当季雑詠を二句


※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 二月四日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 二月五日(日)
選句締切 二月八日(水)
選句連絡先 茂樹まで
  
  (茂樹 記)

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2022年~2023年 一年早っ!

2023年01月05日
2022年、最後に観た展覧会は、東広島くららであった悦ちゃんたちのグループ展。
私の好きな作家さん達のさすがな作品を堪能しました。

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知ちゃんが佐野さんの作品のキティちゃんを教えてくれたので気づきました。どの作品も生きが良くてシンセン!
知ちゃんのお兄さんが病院帰りに展覧会に連れて行ってくれたから知ちゃんも私もとても嬉しかったのです。




年末は、デザイナー学院時代の同級生が町おこしをしている『ほしはら山の学校』へ。

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私は料理が苦手なのだけれど息子はマメで、ジビエ料理など作ってくれました。
昔、プサンに行く船でユラユラしながらサムゲタンを食べて以来、参鶏湯を見ただけで吐きそうだったけど息子の作ったのが美味しくて復活!(笑)



年明けは宇都宮の息子家族が帰省したので久しぶりに宮島に行きました。

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そこの長男のほっくんは、水族館の大きな魚が怖くてそれらは見ないように気を付けて、小さな亀さんばかり見てきました。
怖がりなのに「オレさぁ!」とか言ってて挙動がめっちゃ可愛い。



お正月が終わって少し寂しい昨日今日です。
明日は、始まりの展覧会の準備で24名の作品が掛かります。

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おまけのアトム

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2023年もことよろ~!


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