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九月の句会 兼題は「色」を入れて作る

2022年09月12日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第九十六号(令和四年九月)   
残暑厳しい中、少しずつ朝晩は涼しくなってきた。「三浦寿秀さん 作品展」の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の五名を含めて十名となった。   

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)


兼題 「色一切」  

黄と青の国旗の揺れて秋思かな  厚子
○群青の夜空のあわい月昇る  たつみ
夜なべして赤い表紙の辞典読む  走波
○白壁に映る影あり秋の蝶  進
◎鰯雲土手さんぽする赤いくつ  えこ
たっぷりと赤茄子を入れオムライス  ねむ女
赤ポスト封書をポトリ秋澄めり  六星
山頂の無色の風や秋近し  朋子
球場の真っ赤に染まり燕去ぬ  茂樹
無花果の割れし実の赤ほろ甘き  愛幸

  
当季雑詠

名月や他人(ひと)に言いたくなりにけり  厚子
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phot by Hiroe
花畠嬉しげな母の水やり   厚子
○剥げかけた鞄の持ち手秋の旅  たつみ
無花果の皮緩くなり指濡れて  たつみ
通学路子ら行き帰る9月かな   走波
◎母宛の父の手紙や敗戦忌  走波
◎秋鯖や皮目に残る波の色   進
里山を並んで飛ぶや赤蜻蛉  進
台風や防災施設から体感  えこ
エナメルの靴ぴかぴかに秋の空  えこ
新涼や辞書を引きつゝ睦郎の句  ねむ女
台風が来るぞ歯医者に行かないと  ねむ女
公園に置いてけぼりの秋の蝉  六星
冬瓜の毛に刺されたる指を見る  六星
不穏なる風や予報は初嵐  朋子
吾亦紅疎遠な友の訃報かな   朋子
◎少年に声かけらるる水の秋  茂樹
百葉箱へ色変へぬ松影落し  茂樹
秋の風木陰を渡る涼しさや  愛幸
むっとする暑さの中にもトンボ飛ぶ   愛幸
                                       

(句会寸描)

*兼題の「色一切」は、えこさんが一位となった。雑詠は、大激戦の末、走波さん、進さん、茂樹が一位を分け合った。兼題はどの句も色を上手く取り入れていて読み応えがあった。今回は兼題・雑詠共に、かなり選が偏った。

*兼題「色一切」

◎鰯雲土手さんぽする赤いくつ  えこ
雄大な「鰯雲」に対して、身近な「赤いくつ」に焦点を絞ったところが、対照的で面白い。「さんぽ」と「くつ」の平仮名表記からは、小さなお子さんを連れているシーンが目に浮かぶ。

○群青の夜空のあわい月昇る   たつみ
美しい月夜の雰囲気を醸し出している。ただ中七の「夜空のあわい」の「あわい」が「淡い」なのか「間」なのか今一つ分かりにくかった。

○白壁に映る影あり秋の蝶  進
「白壁」に映る影と「秋の蝶」の取合せがとても絵画的で美しい。

*当季雑詠

◎母宛の父の手紙や敗戦忌  走波

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「手紙」の内容は、よく分からないが、「敗戦忌」から察すると戦地から送られてきたようにも思われる。この時期のご両親の貴重な「手紙」を今もなお大事にされていることが尊い。 

◎秋鯖や皮目に残る波の色   進
「秋鯖」を観て「波の色」と捉えた観察力がすばらしい。魚は、海からの恵みであることをあらためて感じた。

◎少年に声かけらるる水の秋  茂樹
「土手」を降りて太田川を眺めていたら、「土手」を歩いている「少年」から「こんにちは」と声をかけられた。

○剥げかけた鞄の持ち手秋の旅  たつみ
「剥げかけた鞄」に作者の旅の友としての深い愛着が感じられる。「秋の旅」との取合せがよく合っている。


*次回予定
日時 十月二日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「数一切を入れた句」一句と当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。
投句締切 十月一日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 十月二日(日)
選句締切 十月五日(水)
選句連絡先 茂樹まで

    (茂樹 記)


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反古画(ほごえ)展

2022年09月08日
ただいま、三浦寿秀 反古画展 開催中です。

約束をほごにする・・・という時の反古です。

文字の上に雲水、修行僧を重ねて描いてありそのどれもが何か言いたそうで完成した絵画の個展という風ではありません。
追及してやまない作家の姿と重なります。

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遅れて女性も来て未完成と作家は言われていましたが、そのまますぐに嫁にいくことになりました。


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飛んでいる木もあります。
跳んでいるのかも。


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そして、木の上に!


九月一日から九月十五日
火曜はお休みです。


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出本正彦 柿渋染めと古裂服展

2022年08月21日
カモメでは10年ぶり三回目の出本先生の作品展です。

若いころのデザイン画みせてくださいってお願いして持ってきてもらいました。

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これは、「装苑賞」をとられた時の作品です。30歳! ↓

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若い人が柿渋や古裂の作品を着たら意外とカッコイイ!!

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ナオコさんとおそろで購入させていただきました。(^O^)


これは、昨日のがま口のワークショップ風景

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デザイナーのにしもとおさむさんは初めてのミシンで熱心に作っておられました。
ええのができていました!



2022年10月18日~23日
広島県立美術館 地下県民ギャラリーに置いて
出本正彦 柿渋染め展 があります。

こちらにもお出かけくださいませ!


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津和野 備忘録

2022年08月18日
中国新聞創刊130周年記念事業 安野光雅美術館コレクション
 安野先生のふしぎな学校
広島県立美術館に観に行ってきました。


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私が広島でデザインの専門学校に行っている頃(半世紀前じゃわ)、父は津和野電信電話局の局長をしていました。
代々局長が住む官舎があって、大きな家には家付きの面倒をみてくれる人もいました。
まだのどかな津和野の町に私は学校が休みになると行っていました。
家の裏手に森鴎外の家があって雪の降るころは静かでした。
人が通らない山道を抜けて太鼓谷稲荷へ行ってみたり、乙女峠のマリア聖堂へ散歩したり。父が休みの日には朝から二人で青野山に登って朝飯前には降りて来て馴染みの喫茶店でモーニングを食べるのが楽しみでした。

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父は休みの日には油絵で街の風景なども描いていました。
土曜の夜には局の若い人が来て雀卓を囲んで楽しそうで、母が忙しくつまみを作ったり酒を出したりしていましたが、私が電話局に遊びに行ったある時、外壁に「局長の馬鹿たれ」みたいな張り紙が沢山ありました。
その頃津和野は革新の派閥の方たちが強くて父の仕事も中々易くは無いのだと聞きました。

津和野は寒くて、大根や野菜は庭に穴を掘って入れておくと長期に保存ができるのだと母は家の草取りに来てくれる人に聞いてやっていました。
父が津和野に赴任していたその頃はまだ安野光雅美術館は無くて、いつか安野さんの絵本で静かに雨の降る津和野の街の絵を観た時に「この人も津和野で育ったんだなぁ。」と思ったことがあります。
静かに雨が降るんです。





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枝豆  八月の句会

2022年08月16日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第九十五号(令和四年八月)   

うだるような暑さの中、立秋を迎えた。「気まぐれサビ子展」の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の六名を含めて十二名となった。  

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)


兼題 「枝豆」  

大豆にもなれずえだ豆苦き味  風外
枝豆のほんによろしき茹で具合  ねむ女
○ナイターに「わしが監督」月見豆  たつみ
ごろ寝して枝豆つまむ酔いたんぼ  右京
○枝豆やとび出す豆の碧きこと  朋子
寿司飯に枝豆ちらしランチ会  六星
枝豆をゆでる香りにのどが鳴る  進
◎枝豆や故郷の話弾む夜  茂樹
ばあちゃんの植えた枝豆の整然  えこ
つっぷりと枝豆喰みて殻眺む  愛幸
枝豆やひくに引けない塩加減  厚子
枝豆の香りなつかしずんだ餅  走波
 

当季雑詠

道路の上一匹の蝉腹を見せ  風外
ヨレヨレよ子供産み過ぎ庭トマト  風外
枝豆のつるりと口へきりもなや  ねむ女
突出しは蓮の花に包まれて  ねむ女
木槿忌やつるんと剥けし葡萄の実  たつみ
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夏祭り踊るペディキュア赤や黒  たつみ
○寝不足のわが子見送る原爆忌  右京
コルネット響く九月のキャンパス  右京
○バス停の影を分け合ふ盛夏かな  朋子
○オニヤンマ過ぎ行く時の如く翔び  朋子
夏休み3号車両の列におり  六星
◎入道を割いて飛行機雲白し  六星
明けやらぬ空にまたたく秋の星  進
廃線の上に寂しき鰯雲   進
水引(みずひ)草(き)に母の面影重ねをり  茂樹
山口もサイレン響く広島忌  茂樹
○雲の峰野にソーラーの畑あり  えこ
○広島忌(令和四年)何が強さか子らが言う  えこ
室外機熱波に耐ふる秋草や  愛幸
アスファルト日陰のバッタ睨めっこ  愛幸
秋初め秋山翔吾というヒーロー  厚子
○戦争のない世界へと律の風  厚子
テレビ見てひとりごちたる炎帝戦  走波
ミニトマト烏待ちかねついばみぬ  走波


(句会寸描)

*兼題の「枝豆」は、僅差で茂樹が一位となった。雑詠は六星さんが一位となった。兼題・雑詠共に、万遍なく選が散らばりどの句もバラエティーに富んでいた。

*兼題 「枝豆」

◎枝豆や故郷の話弾む夜  茂樹
仕事仲間や友人が集まる居酒屋では、大抵こういう話が話題になる。「枝豆」をおともにビールが進む。

○ナイターに「わしが監督」月見豆  たつみ
入場制限がなくなり、応援にも熱が入るが、熱烈な広島ファンは、こういう感じの人が多いようだ。

○枝豆やとび出す豆の碧きこと  朋子
当たり前のことのようだが、枝豆の莢から飛び出す豆の碧さは、他の野菜に比べても一層際立って鮮やかに見える。


*当季雑詠

◎入道を割いて飛行機雲白し  六星
「入道雲」と「飛行機雲」の取合せがダイナミックで鮮やかな映像が見えてくる。ただ、「入道」を「入道雲」の季語として扱っている歳時記があるのかもしれないが、「入道」自体には、別な意味(仏教語)があるので、季語として詠み込むのは難しいと思われる、

○寝不足のわが子見送る原爆忌  右京
広島では、八月六日が、ほぼ登校日になっている。夏休みで遊び疲れている子供の様子を率直に捉えている。

○バス停の影を分け合ふ盛夏かな  朋子
中七の「影を分け合ふ」が面白い。「影」は「バス停」の屋根なのか、はたまた「バス停」の標識なのか等、いろいろと想像できる。

○オニヤンマ過ぎ行く時の如く翔び  朋子
「オニヤンマ」は、よく見ると素早くあたりを動き回っている。その様子を上手く捉えて的確に表現している。

○雲の峰野にソーラーの畑あり  えこ
生活に欠かすことの出来ない電気だが、暑い日差しの中、「雲の峰」のように輝いている「ソーラーパネル」が見えてくる。

○広島忌(令和四年)何が強さか子らが言う  えこ
今年の平和式典の様子と思われる。原爆を知らない子供たちの素直な訴えに胸を打たれている。

○戦争のない世界へと律の風  厚子
八月は、戦争に関わる重苦しい行事が重なっているが、今もウクライナでは、戦火が続いている。「律の風」に作者の平和への願いが優しく込められている。


*次回予定

日時 九月四日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「色一切を入れた句(白秋などの季語も可)」一句と
当季雑詠を二句

※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 九月三日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 九月四日(日)
選句締切 九月七日(水)
選句連絡先 茂樹まで

    (茂樹 記)



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産地ごはん+フェイクアクセサリー展

2022年08月14日
8/10~8/15
この一週間、カモメではお料理が出ます。しかも有名な食のコーディネイター平山友美先生のお料理です!

えっへん! 産地ごはん 食材&アクセサリー展

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photo by オスカル様


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made by freeとりしまりやく.様


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パネル展示とフェイクアクセサリーの展示


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産地ごはん試食お料理 500円 ・・・・・・フェイクではありません!


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投票用紙  お料理を一つ選んで投票箱へ
あのアバンセのお弁当に入れるおかずにエントリーされたお料理です。アバンセにて売り出されるのだと思います!


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牛蒡ピアス  made by ぷくだま(福田真紀子)


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はっさくピアス  made by ぷくだま(福田真紀子)


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牛蒡ピアスも良く似合うフードコーディネイターの平山友美さん


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お気に入りイカピアス購入のイカした(イカレタかも)おばあさん





私りり、コロナ陽性になりまして、カモメに出没しておりません。
咳痰と鼻水くらいでしたがもう普通で、自主隔離生活は明日15日までなので、次回「出本正彦 個展」ではお待ちしています。


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ワークショップもあります。お楽しみに!!



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カモメは15年目に入りました。

2022年08月10日
それで、いつも自分でみて楽しんでいる作品をお披露目することにしました。

カモメ14周年企画 THE COLLECTION

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オスカル佐々木様にカモメをまかせてリリは栃木の孫っちに会いに行きました。お世話になりました。




コレクション展の次は、毎度人気の「気まぐれサビ子商店」が3日間限定でありました!

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リリの夏休み 栃木編

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もうひとつの美術館で、丸木スマさんや大道あやさんの絵を楽しんできました!

小学校だった校舎を美術館にしてありました。

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初めての美術館ははいはいで!


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そうちゃんは、ちょっとだけ歩けるようになりました!(*^▽^*)


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ほっくんは、とても慎重派でアリコがいただけでも怖いので、タカアシガニなんかがいる水槽の前は母ちゃんに抱っこしてもらわないと通れません!!!

とても楽しい夏休みでした!

15年目も楽しく絵を観たり描いたり致しましょう。










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清水司展 ~記憶の中の風景~

2022年07月29日
TSUKASA SHINIZU Illustration aquarelle et estampes

東京でイラストレーターをしています。
実家が広島の安芸高田市八千代町佐々井にあるのでただいま帰省中。
7/16~7/31  2022


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愛車描きます! 
 車やバイクの絵のご注文があったので、orderをお受けすることにしました。
 A4サイズ送料込み
 1枚 20,000円 (修正あれば別途追加)
 清水司まで
 Mail:Shimizu.tt@gmail.com
 Tel-090 5561 1971
 個展会期終了後も受け付けます。



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撮影 K村さん  ありがとう!
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初北海道へ✈

2022年07月22日
釧路湿原のカヌーガイドのミンタラの髭さんの「カワガラスの釧路川日記」というブログを楽しく読ませてもらっていました。

見たこともない美しい雪の湿原や木の精霊のような梟が載っていました。
ブログを閉じられて淋しくしていたところ、北海道でひげさんに会われた方が連絡をくださって五月末に、丁度ドイツから日本に帰ってきていたヘルさんと私はまだ行ったことのなかった北海道にひげさんを訪ねる旅に出かけることにしました!


毎年ドイツと日本を行き来しているヘルさんが、関空⇔釧路空港のピーチの安いチケットを探してくれて、ばあちゃん二人旅は簡単に釧路湿原まで行けました。

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摩周湖、阿寒湖、屈斜路湖を周って、塘路湖のある塘路の駅へ単線のディーゼル車で緑の林の中を抜けて行きました。



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ミュージシャンの店主が自力で建てたという『とうろの宿』は、見た目もオシャレでいい宿でした。
お客さんの多い夏場は、晩ごはんは作れないのでB&Bになるそうです。


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オーナー夫人のyokoさんはたまたま広島市内の出身で話の合うことが・・・((´∀`))、そしてお料理上手なので毎朝手作りの美味しいパン・夜は毎日違うメニューで満足の美味しいディナーでした!!

公言した旅の目的は釧路湿原でカヌーに乗ることだったので、風雨を避けて何とかひげさんに連れて行ってもらいました! ばーちゃん用に安全で大きな舟です・・・カヌーと言えるかどうか分からないけど!ってひげさんは言っておられました。

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ひげさんに漕ぐのが上手いって褒めてもらいましたよ。✌
湿原には鹿の家族やワシやミンクも暮らしていました。


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丹頂の家族にも会えました! お父さんとお母さんの間に黄土色のフワフワした赤ちゃんも見えました。(双眼鏡で)

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森に行ってモモンガの樹の巣穴もトントンして覗いてみました。

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初めてお会いできたミンタラのひげさんです。カッコええじゃろー!

ヘルさんはひげさんとは私より長いブログのお付き合いです。
二人とも念願かなって会いに行けたしカヌーの様なものも漕げたし大満足です。
元々は熊五郎こと菅さんからつながったお友達です。ありがとね!

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とうろの宿で売っているCD 浮遊Floating には宿で聴ける鳥の囀りや風や波の音が入っています♫
カモメでかけて釧路湿原を想っています💛

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これは宿で眠れない夜に読んだ絵本。(夜中も明るくて朝かと思って目が覚めて!)
アイヌ創作民話 「ぺカンペと森のカムイたち」


またいつか北海道にも行きたいと思います!






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ひとりふたりから

2022年07月20日
ひとりふたり展 ガタロとあき

ガタロさんに人とつながる大切さを教えてもらいました。

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昔ガタロさんに娘と孫を描いてもらいました!と絵を持ってこられたのは、山本幼稚園で息子たちがお世話になったヤマノイ先生です。そのまんま、お若い!

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20180409_150148315_iOS.jpg その頃の息子たち。


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黒い犬や黒い猫がいつも家にはいます。




7月の後半は、清水司展 記憶の中の風景

清水君、知り合った時から水彩画はめっちゃ上手い人でした。

私達、日本デザイナー学院広島校の三期生です(多分)。
なので初日の夜カモメでクラス会しました。
半世紀経ちました!

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大盛り上がりでしたが、コロナ過なので早々に打ち切らせてもらいました。
みんな元気で嬉しかった!!
もし、私もクラスメイトじゃーっていう人いたら連絡くださいね。


二十歳の頃いつも一緒にいた深雪ちゃんが江田島から出てきたから久しぶりに二人でお出かけしました。
ギャラリーGと縮景園に行ってベンチでのんびり島の暮らしの大変さや楽しさを聴きました。
鶯の声て目覚めるとか、ムカデを踏んだとか!

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清水君は、東京から一時帰省中で、八千代の実家から毎日カモメに通って来てくれています。
7月31日までです。優しい絵を観に来てくださいね。


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七月 オノマトペを入れた句

2022年07月12日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第九十四号(令和四年七月) 

今年の梅雨は、あっという間に明けてしまった。「ひとりふたり展 ガタロとあき」の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は飛び入りの山崎遥平(俳号:遥観/ようかん)さんと、欠席投句の二名を含めて十二名となった。


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   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)



兼題 「オノマトペを入れた句」  

○戻り梅雨ぽつりぽつりと午後の客  朋子
炎天に死すビニールのイルカきゅう  中中
カチャカチャとサツキ刈る庭池に鯉  遥観
さらさらと夏の雨降る留守居かな  ねむ女
ぶかぶかの浴衣で走る里帰り  厚子
バス待ちのスタバでゆるりアイスティー  走波
◎びょうびょうと大の字ひとり扇風機  愛幸
○さざ波のぽこぽこ寄する月見草  茂樹
○自販機の麦茶ガタンと落ちにけり  六星
チン、チンと貫入の音夏の風  えこ 
シュワシュワと鼻に飛び散るソーダ水  進
太陽がパオッとはじけて夏来たる  麦
 

当季雑詠

◎覚めやらぬ土偶の夢や栗の花  朋子
ジャズの音や真夏の午後を走り抜け  朋子
国芳の髑髏(どくろ)のギロリ夏祭り  中中
父の死のその日も生くる夏草や  中中
百日紅見上げると空に青と紅  遥観
水を張りオケラが泳ぎアメンボも  遥観
ねぢ花のつんつん天を指してをり  ねむ女
夏の宵らるれあんふあんふらんす語  ねむ女
夏燕駅舎の端の手打ちかな  厚子
風死すや貼り付く衣の厚みかな  厚子
早過ぎて明けたる梅雨の空の青  走波
泡立ちて仕事帰りの生ビール  走波
餡蜜の豆をほろりと古乙女  愛幸
陽を浴びてオブジェとなりし猫蚊遣  愛幸
涼しさや水車の雫落つる音  茂樹
蓮の葉の揺らぎ揺らがぬ影帽子  茂樹
花火鳴る仔犬は耳をふさぎけり  六星
汗滲む背中の仕事帰りかな  六星
電柱の細き日陰でバスを待つ  えこ
梅雨曇りバレエスタジオのシルエット  えこ
心太冷やしすぎても旨くなし  進 
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○水打つて小さき空の青さかな  進   
山あいに誰が頬染むや合歓の花  麦
消防車五台連ねて雲の峰  麦
 

(句会寸描)

*兼題の「オノマトペを入れた句」は、僅差で愛幸さんが一位となった。雑詠は朋子さんが一位となった。兼題は、オノマトペが多岐にわたるだけにいろいろと楽しめた。雑詠は、いち早く梅雨が明けたせいか、夏らしい暑さの伝わる句が目についた。



*兼題 「オノマトペを入れた句」

◎びょうびょうと大の字ひとり扇風機  愛幸
「びょうびょうと」のオノマトペはなかなか思いつかない斬新な表現。気持ちよく扇風機を独り占めしている様子が上手く描かれている。

○戻り梅雨ぽつりぽつりと午後の客  朋子
中七の「ぽつりぽつりと」には、「戻り梅雨」の雨の感じと、「午後の客」の様子の、二通りが読み取れる。

○さざ波のぽこぽこ寄する月見草  茂樹
実際に見たのは、昼間の景だったが、夜の情景として鑑賞していただけると雰囲気が増してくるように思う。

○自販機の麦茶ガタンと落ちにけり  六星
「自販機」の数ある飲物の中で「麦茶」は、一番大きくて重い。それ故、勢いよく、大きな音で落ちてくる。



*当季雑詠

◎覚めやらぬ土偶の夢や栗の花  朋子
作者によると青森の吟行句のようだ。西日本ではあまり目にしない「土偶」を目の当たりにし、感動している様子が伝わってくる。

○水打つて小さき空の青さかな  進 
涼し気な辺りの情景と、清々しい青空が広がっている様子が見えてくる。その一日もきっと良い日になりそうな気がする。


*次回予定

日時 八月七日(日)十八時~二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「枝豆」一句と当季雑詠を二句
 



※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 八月六日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 八月七日(日)
選句締切 八月月十日(水)
選句連絡先 茂樹まで
  
    (茂樹 記)



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7月ですって!

2022年07月04日
目まぐるしく暑くなり梅雨があったような無いような・・・


6月は元気な作品展が続きました。
寅年の三人のマダムのカモメいっぱいの絵と陶芸とジャム!
ぽんちゃんからのお礼状もかわいい!

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6月後半は、山中亜希子 灯りの作品展は、初個展でした。

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いい空間でした。
立体は迫力があります!
そして作家さんそのものがきれいでみなさん見とれていました。




7月になり、熱いガタロさんと鴎娘あきの二人展
ひとりふたり展 が始まりました。

ガタロさんは平和への気持ちを語るとまっすくで熱い方です!
初日は朝早くからTSSの方々が取材に来られました。

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FaceBookに 北村さんに展覧会のご紹介をいただいているので、転載させていただきます。


北村 浩司さんは松尾 亜希さん、船本 由利子さんと一緒にいます。
7月2日


カモメのばぁばぁで、「ひとりふたり展 ガタロとあき」。
基町高層アパートの清掃員画家として知られたガタロさん、清掃員の仕事は辞められたそうですが、以前のモノクロで雑巾などを描く画風から、今回はカラーの世界に。
実は「ガタロ」を名乗る前、「福井英三」名で描いていた時代には、やはりこんな絵を描いていたそうで、そのころの絵も展示されています。「パッチン」「おしくらまんじゅう」「花いちもんめ」…。オラにも懐かしい子どもの遊びがたくさん登場します。「銭湯」「香具師」「月光仮面(なぜか鼻たれwww)」。ガタロさんが少年~青春の時代を過ごした昭和の、濃密でちょっと猥雑な世界が、饒舌なほどの色彩と線で描かれ、何のてらいもなく遊んだりくつろいだりしている登場人物の生命感があふれています。作者が大好きだった、この時代への愛惜を込めた絵なのだということがわかります。
一方の「あき」さんは、このギャラリーの看板娘(と言っても顔を出すのはときどきですが)です。水彩で描いたのは、子どものころから大好きだったという絵本の世界を想像して描いたといいます。なので、見る側が一枚の絵からいろいろな物語を想像できそうな作品です。
ふしぎな姿の鳥(?)、キツネ、そして愛犬のアトムも登場します。饒舌でにぎやかなガタロさんの世界とは対照的に、人間はまったく登場しないし、小さな声のつぶやきのような作品だけど、決して寂しくはなくて、なぜかそこに人の体温のようなぬくもりを感じさせてくれる、ちょっと不思議な世界です。
15日まで。オラは会えなかったけど、ガタロさんもたびたび在廊して熱いトークを聞かせてくれるそうです。看板娘もいつもよりは在廊の時間をたっぷりとっているそうですのでお楽しみに。

北村さんありがとうございます!(実は有名な新聞社の方です。)







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Melencolia 2022 丹田さんと、

2022年06月27日
丹田和宏回顧展 アートギャラリーミヤウチにて開催中です。

野村君のつけたタイトルは、

 丹田さんと、


丹田さんと仲の良かった人は沢山いると思います。
私達にも大切な友達でした。
会場にて、丸町くんリリ久美ちゃん亜希の四人でそれぞれが丹田さんの為に作った詩と二年前カモメであった丹田さんとはるちゃんの二人展の時に寄せられた俳句を読ませていただきました。

 マルマチ  根は語る
 リリ  質問
 クミコ  鞄
 亜希  あわい

会場は圧巻の丹田さんの大作の静物画が美しく並んでいます。
7月3日までの展覧会です。まだ行かれてない方はお時間あれば足をお運びください。



Click⇒  群読 メランコリア2022



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動画編集と撮影は、中村啓太郎




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亜希子さんの気球とか眞理子さんの民俗学とか。

2022年06月25日
山中亜希子さんの初めての個展  ー 共鳴 ー

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蛙みたいなお魚が気球の船からつられているとか、ありえない物語が面白いです。

昨日は、可愛い息子さんも応援に来てくれました!

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歴代カモメのアーティストの中では接客は一番です。めちゃくちゃ感じ良い!


初めての個展でこれだけの大作を持ち込まれたのでこれからも注目のアーティストだと思います。
自由な発想で作りまくっていただきたい!!!





そして、昨日は広島民俗学会の正本眞理子さんに『もんぺのおはなし』をしていただきました。

住む場所、人々の暮らしから衣食住を探って推理していくような面白い学問だということが分かりました。
初めてご依頼してからコロナ禍で中々集まれなかったのでやっと来ていただけました。
また折をみてお願いしたいと思っています。

昨日はジャーナリストの方々も参加されていて、来られている方もこういう文化に興味を持っている方も多くて私は勉強になることばかりでした。ありがとうございました。

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久美ちゃんと亜希のもんぺはオカピー作です。
ririのは、竹富島の沖縄そばヤラボの方が作ってくれて島で履いていたものです。
見えないけど楢さんと亜希子さんもいます。帰ったけどBeicunさんもいます。





亜希子さんの初個展の後は、ガタロさんと亜希の二人展です。
歳の差かなりですが友だちみたいな二人が一緒に展覧会をさせていただきます。

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6月のカモメの番外編のイベント

2022年06月17日
カモメの夜のギャラリーの活動もぼちぼちゆるゆる再開しています。


6/24(金)
pm6:30〜7:30
広島民俗学会 正本眞理子による

『モンペのはなし』

二年前から計画していてコロナで延期になっていたお話会です。

1ドリンクオーダーをお願いいたします。
🌟参加は要予約 (6/17現在後4~5名受付可能です。)
モンペのようなものお持ちの方はどうぞ着ていらしてください❗️🤗

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ブラアリタのご案内

(1)散策コース 比治山神社→多聞院→陸軍墓地→比治山貝塚→陸軍被服支しょう等
(2)日時 6月26日(日)
(3))集合 pm1:30 比治山神社前
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(4)会費 200円(レジメ代)
(5)解散 pm4:00現地(進徳女子高)予定
(6)問い合わせ先
 カモメのばあばあ 082-232-5074
 有田 090-8608-4131
ご都合つけばご参加お待ちしてます!






マキコさんとゆうるり朗読会
毎月第三木曜夜7時から8時

お好きな本を持ち寄って読みます。
1ドリンクオーダーをお願いしています。

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英語でおしゃべりの会
毎週土曜朝9:30~10:30
1ドリンクオーダーをお願いしています。
文法や単語が間違っていても話しましょうって集まりです。どなたでもどうぞ!

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右姉は、ふざけているところです!




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『短夜』  六月の俳句会

2022年06月13日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第九十三号(令和四年六月) 


しばらく好天が続いていたが生憎の雨模様となった。MADAME 寅 三人展の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、欠席投句の四名を含めて十三名となった。   

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  (◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)



兼題 「短夜」

○短夜の湿原の宿風唸る   六星
短夜や糠床にある吾の手形   走波
◎短夜や朝日眩しき夜行バス   清流
◎短夜の夢の続きを見てゐたし   ねむ女
短夜に生まれし吾子もはや十三   愛幸
短夜や解体跡の地の平ら   えこ
短夜や足の痛みの引かぬこと   たつみ
老人は短夜こそ安心す   風外
夏の夜はいつの間にやら明けにけり   進
○明易や水浸しなる魚市場   茂樹
短夜は惰眠貪る暇もなく   右京
明易しへそ繰る場所はお針箱   麦
短夜や遠く市電の音で明く   朋子


当季雑詠

○桑の実を拾うて犬と天満川   六星
○朝日さす画布に二輪のアマリリス   六星
闘病の友の髪抜け梅雨の入り   走波
土の香の新馬鈴薯を頂けり   走波
小さきものは捩花の三つ編み   清流
夏草の穂風となりて旅立つ朝   清流
◎泰山木の花咲く下の古本屋   ねむ女
古希祝ふ膳に蚕豆三度豆   ねむ女
貴腐ワイン女仲間と初夏の午後   愛幸
薄衣まとひて探す路の陰   愛幸
夏の海コンビナートの錆鈍し   えこ
青梅の荒れ庭に一つ実りたり   えこ
睡蓮の葉に乗りたくて十二才   たつみ
腰掛けて足をぶらぶらソーダ水   たつみ
あじさいは水を飲みほし大輪に   風外
ころもがへ長袖恋しき夜もあり   風外
雨上がり道を横切る夜の蛇   進 
夏の蝶身をひるがへし二羽三羽   進 
青空を青鷺海へ進みけり   茂樹
モザイクの光の波を受くるちぬ   茂樹
ビアホールグラス片手に天仰ぐ   右京
湧き上がるソーダの泡をじっと見る   右京     
ひし型の黄の口並ぶつばめの巣   麦
風薫るベンチにしばし青空と   麦
栴檀の花や我行く道は右   朋子
○新緑やつり輪も揺るる芸備線   朋子



(句会寸描)


*兼題の「短夜」は、清流さんとねむ女さんが一位を分け合った。雑詠もねむ女さんが一位となった。兼題は、「短夜」のみにとらわれて皆さん苦労されたようだ。傍題の「明易」等も合わせて詠まれると幅広い句になったかもしれない。雑詠は、バラエティーに富んでいた。

*兼題 「短夜」


◎短夜や朝日眩しき夜行バス   清流
「短夜」らしくすぐ朝になった感じがよく出ている。中七の「朝日眩しき」により、寝不足と早朝の雰囲気がほどよく強調されている。

◎短夜の夢の続きを見てゐたし   ねむ女
きっと良い「夢」だったに違いない。或いは夢のような出来事が現実に起こったとも想像できる。

○短夜の湿原の宿風唸る   六星
下五の「風唸る」でよく眠れなかったように思われる。秋の「長き夜」でなく「短夜」だったため、今回はよき思い出として残るような気がする。

○明易や水浸しなる魚市場   茂樹
かつて会社の通勤途中に、このような情景に何度か出くわしたことをふと思い出した。


*当季雑詠

◎泰山木の花咲く下の古本屋   ねむ女
「泰山木の花」は、白くて大きく、よい香りがするので、たいへん目につきやすい。きっと雰囲気のある古本屋さんだろう。

○桑の実を拾うて犬と天満川   六星
日常のありふれた景色の中からさりげなく「桑の実」を詠み込んで、景がはっきりと見えてくる。中七の「拾うて犬と」により句のリズムも良くなっている。

○朝日さす画布に二輪のアマリリス   六星    
実際の「アマリリス」ではなく絵画の「アマリリス」。本物も美しいが、この絵には特別の思い入れがあるように思われる。

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○新緑やつり輪も揺るる芸備線   朋子
行楽に出かけるウキウキとした感じが伝わってくる。心地よく
列車に揺られながら、山深い沿線の「新緑」を満喫している。




*次回予定

日時 七月三日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「オノマトペを入れた句」一句と当季雑詠を二句
 
※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 七月二日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 七月三日(日)
選句締切 七月六日(水)
選句連絡先 茂樹まで

    (茂樹 記)



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MELENCOLIA 2022

2022年06月12日
丹田和宏回顧展
 丹田さんと、


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2022 5/1~7/3
アートギャラリーミヤウチ
(廿日市)


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会場にて群読をさせていただきました。

  マルマチ  根は語る
  リリ  質問
  クミ  鞄
  アキ あわい


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あわい

ー 丹田邸について ー


ファサード

灰色の漆喰と銀色の瓦 焼杉の黒
こげ茶の繊細な格子の木枠に
少し割れた鈍い色のガラスがはめ殺しにされている


植え込み

玄関前の歩道
歩道より幅の広い植樹帯には 近所の誰かが丁寧に花を咲かせている アガパンサスが終わればオステオスペルマム 次にジニア そして7月 紫色の星のようなキキョウは 全員前を向いて少し揺れている 風船のように膨らんで今にも星になりそうなキキョウの赤ん坊も つられて揺れる




磨りガラスの引き込み戸にはカッティングシートで作られた 小さな白い矢印が貼られている 矢印は左を向きその戸は真ん中から左に引くものだと教えている そういえば上のはめ殺しガラスの外側に 羽化しそこなった蝶の蛹が
付いたままになっていた


玄関

深い茶色の木の床はひんやりとしている 裸電球が垂れていて たくさんのキャンバスが 裏向きに並んでいる 長押(なげし)や裏向きの大きなキャンバスの上で こちらを向いている作品もある ガラス瓶や青いノート、多面体、夏はレモン、紫陽花。 紫色なのか茶色なのかわからない あわいの色 今しか見えない光の一部のような。


アトリエ

それなりの時間さえあれば
そこに何があるのか言い尽くせる
ただそうして語ることが 美しく積もったひとつぶひとつぶの光を 長い時間をかけて沈積し静止している調和を 撹拌して別のものに変えてしまうこととなるのではと それを恐れている 後ろ向きに置かれたアリアスの胸像が暗い部屋で白く俯いていた


階段

90年の間にどれだけの人が上り下りを繰り返したのか
すっかり角の取れたつるつるの階段
この家で最後に産まれた赤ん坊は男の子だった
幾度となく階段を上り、降りた
半世紀以上が経ち
ある晩階段を上がってそのまま降りてこなかった
そうして2階の美しいバランスの中に溶けていった男の子は
光と影の 生と死の あわいの者となった


ファサード

新しい表札がかけられた
白い板に赤や青や黄色の絵の具が軽やかに散り
真ん中にのびのび「丹田」と書いてある
この家の調和をまるごと引き受けて
暮らしている誰かがいる
訪問者もいる
歩道の横の植樹帯で今は
白のハナニラが揺れている


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丹田先生はるちゃん楽しかったよ。


野村君今井さんエモリン啓太郎&スタッフの皆様とわざわざお越しくださったみなさんありがとう!





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早六月! 寅3マダムと灯りと明日の丹ちゃんの朗読のこと

2022年06月09日
六月だけど雨ほぼ降らず、毎日良いお天気の広島です。

寅年マダムの三人展 開催中です。

廣子・和子・善子(pon) さんは、比治山短大で〇十年前に美術を学んだクラスメイトです。
そして〇十年経って三人のグループ展をしています。

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和子さんは、今は京都の呉服屋さんなので着物でお出迎えされてました。

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和子

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和子

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善子(ぽんちゃん)

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善子(ぽんちゃん)

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廣子

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廣子

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犬超苦手なひろこちゃんとアトムおじさん🐕



その後は、照明の初個展!

山中亜希子 個展
  共鳴   ー きょうめい ー

6/16~6/30

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さて、楽しみですね!



毎月第二水曜の昼下がりにFMちゅーピーラジオ”すまいるパフェ”にゲスト出演させてもらっています。
毎回ドキドキしながらパーソナリティの田中寿江さんとギャラリーのことなどお話します。

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昨日は、ヘルさんと釧路湿原のミンタラのひげさんを訪ねてお会いできたことや丹頂やモモンガやとうろの宿のこともトシちゃんが聞いてくれたので少しお話しできました。
旅の報告はもうしばらく待ってね。




【おしらせ】

あす、6月10日(金)に丹田先生の回顧展「丹田さんと、」の会場アートギャラリーミヤウチにて、丹田さんの為に書いた詩を四人で朗読させてもらいます。

11:00~ と14:00~ です。

マルマチ・リリ・クミコ・アキ の四人で気持ちを込めて丹田先生のために読みます。




丹田さんの為に昨年寄せられた俳句も三十五句読ませていただきます。 投句順



枯れかけた向日葵の絵に思い馳せ   
走波(沖野奈々海)


絵筆だけ携へし人春に逝く  
釜爺(廣瀬俊幸)
 あの人が逝った時に詠んだ句です。季節は違いますが・・・。


SP盤流すギャラリー夏の星  
茂樹(黒宮茂樹)


蓮の花水差し描く君想ふ  
菊太郎(黒宮サビ子)


空蝉のメランコリアよ風となり  
中中(まつおあき)


影遠しレモンと髭とキャスケット   
朋子(後藤朋子)


逝きしども沢山の友集い来る  
愛幸(福原和子)


志ん生聴く?ええあどうかな土用あい  
釜爺(廣瀬俊幸)
 (丹田先生と夏のカモメにて)


ふふふふふ(丹田さん)はっはっはっはさようなら  
酔頓楼(堀治喜)


微笑みとカンバス抱え夏帽子  
たつみ(宮本ひろみ)


夏の風モチーフ動かしじゃまたネ  
たぬきレモン(はる)


雪の朝置いていくなとランドセル  
姉ちゃん(丹田姉)


風ペダル今日はどの海どこの山  
姉ちゃん(丹田姉)


タンタンと呼ぶ人(友)の来て夏帽子  
六星(船本由利子)


涼しさや言葉少なきヴァリエーション(変奏)  
栗栖恒久


まだ君が描く気がして白百合を 灼熱の街に探し回る
君そのものの 可憐な白を   
福田靖子


静寂の二階のアトリエセミ見られ  
風外(宮武裕)


とわのえん楕円の中に調和あり  
マルマチ(丸町年和)


空蝉を小箱にそつと髭の人   
舟々(山口修平)


描きかけの画布に檸檬の黄の仄か  
舟々(山口修平)


ハンチングまだそこにあり夏の雲
厚子(灰西厚子)


祝島穏やかに過ぐ夏の風
厚子(灰西厚子)


そこかしこ人の中にも小石にも
えこ(佐藤智子)


古い原稿ペイントを書く読み取り心の自由
Rachid
丹田さんは図書館のように知識があった。彼の絵を読み解くと、心の自由を感じた。ラシード


絵を観ててぼんやり顔が丹田さん
なりりん(大田一成)


キャンバスが静かに語る強き意思
幸音(梅田幸子)


在りし日の姿重なる二人展
幸音(梅田幸子)


愛されし未だみぬ人はかげろうのレモン片手に静かに笑む
麦(岩原麦)


青空に溶けて消えいくレモン色
淡青(ヘルブラウ)


ふんわりとみんなの中に絵の中に
ともこ(大田ともちゃん)


静物と風景を抜け廿日市
大井赤亥


茶目な人のぞいたかと青葡萄
妙子(はるちゃんのお母さん)


手向けの音雲の峰にも届けたり
妙子(はるちゃんのお母さん)


ひまわりは枯れてもそばに絵の中に
妙子(はるちゃんのお母さん)


遍在の影をうつすや夏の月
三浦寿秀


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さとし君→ひさえちゃん→大田風呂部長→茂じいちゃん

2022年06月03日
カモメのばぁばぁ 4月後半からの展覧会

たなかさとし作品展 アトムの小さい絵本展
4/16~4/30

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かわいい絵本は、100冊以上注文をいただきました。
小さな絵本は1冊1000円です。引き続き、たなかさとしさんが1冊からでもご注文を受けてくださいます。
 はいはい、可愛すぎるってか!! ( ´∀` )




5月の前半は、カモメに大きな白いこいのぼりが上がりました。
そして、中丸寿絵 洋服の作品展と所蔵絵画展
5/1~5/15

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小さな街角のギャラリーに、丸木位里 俊 靉光 船田玉樹 などの絵と 書簡が展示されました。
みても観てもいいものはいいと勉強になりました。




5月後半は、大田一成 磁器の個展
5/16~5/23

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特別企画  しげるじいちゃんのオートマタ からくり箱展
5/25~5/29

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カモメでは初めて入場料金をいただきました。
そして、リリ留守をしていて、オスカル佐々木様がギャラリーと”Cafeオスカル”を運営してくださいました。




riri ,久しぶりに飛行機に乗って旅に出ました。
旅のことは、また。

ヘルブラウさんと一緒だったので、こちらでも→ グレーは淡青



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薄暑  五月の俳句会

2022年05月16日
カモメのばぁばぁ「夜の美術館」句会報第九十二号(令和四年五月) 


ゴールデンウイークの最終日が句会となった。中丸寿絵さんの作品展の会場をお借りして、いつものように十八時開始となった。参加者は、初めての中丸寿絵さん(俳号:えん白)と欠席投句の四名を含めて十三名となった。

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(◎印は高点句、◯印は次点句 ○○○は原句修正箇所)
   (兼題は清記順に列記 雑詠も兼題の清記順に列記)


兼題 「薄暑」

下校する子等の額に薄暑かな  走波
UVの化粧の小瓶薄暑かな   六星
検査後に寄るは薄暑の美術館  愛幸
フラミンゴ窓から覗く薄暑かな  進
飛び乗りて汗滲みたり薄暑かな   厚子
グランマ・モーゼズ展へ街薄暑  茂樹
順番を待つお好み焼き屋薄暑  ねむ女
散歩道木陰選ぶ薄暑かな  えん白
○前髪の貼り付いてゐる子や薄暑  えこ
薄暑で半袖2割の若者が  風外
◎たどりたき道の白線薄暑かな  朋子
汗拭かずとんかつ食らふ薄暑かな  清流
二輪車の隊列長し薄暑かな  たつみ


当季雑詠

今日の収穫プランターの絹莢  走波
まだ春の気配残して聖五月  走波
ストーブをかたし忘れて四月尽  六星
○柏餅手土産に来し友の杖  六星
青葉濃き絵画を飾る医院かな  愛幸
○ぎっしりとパズルのごとくさつき咲く  愛幸
○犬連れて暗き夜道に花茨  進
豆飯を炊く香りして足急ぐ  進        
◎廃院の前に残され樟若葉  厚子
○駅員と陣取り合戦夏燕  厚子
○沿線の夏山膨れ上がりけり  茂樹
母の日に義母より海芋届きをり  茂樹
○初咲きのぼうたん供へ一周忌  ねむ女
魘(うな)されて起こされて朧月  ねむ女
葉桜を日傘がわりに足も軽く  えん白
いちめんに広がる新緑朝のひかり  えん白
ユンボらの仕事あがって夏の夕  えこ
安徳(あんとく)(りょう)の立木に遊ぶ夏の蝶  えこ
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新茶には高値なものも並も有る  風外
花よりも色強きこと桐の花  風外
◎新緑や小さき山にも名前あり  朋子
おろしたて服の匂ひと牡丹の香  朋子
万緑や八剣神社の堤下  清流
背伸びする君靴下ろし青き踏む   清流
去る店と新規開店夏は来ぬ  たつみ
○言葉より言葉にならぬ花水木   たつみ


(句会寸描)

*兼題の「薄暑」は、朋子さんが一位となった。雑詠は、厚子さんと朋子さんが一位を分け合った。兼題は、バラエティーに富んだ個性的な句が目についた。雑詠は、初夏らしい明るい句が多かった。


*兼題 「薄暑」

◎たどりたき道の白線薄暑かな  朋子
「薄暑」の句は、街の雰囲気などを詠んだものが数多く見受けられるが、この句は少し視線を落として足元へ目を向けたところに意外性があり、新鮮な響きが伝わってきた。

○前髪の貼り付いてゐる子や薄暑  えこ
公園などで元気よく遊んで汗ばんでいる子の様子が目に浮かぶ。ただ中七から下五にかけての句またがりには、少し無理があるような気がする。


*当季雑詠

◎廃院の前に残され樟若葉  厚子
町の人達に親しまれていた医院が閉じられていたところに、「樟若葉」が瑞々しい光を放っている姿が寂しく切ない。

◎新緑や小さき山にも名前あり  朋子
春までは、どの山も地味な色合いであるが、「新緑」の季節になると一気に鮮やかになる。大小を問わずそれぞれ特徴が出てきて、山の名前も気になるところである。

○柏餅手土産に来し友の杖  六星    
端午の節句に、「柏餅」を携えてやってきた友の来訪を喜んでいる様子が伝わってくる。。

○ぎっしりとパズルのごとくさつき咲く  愛幸
中七の「パズルのごとく」は正に的を射た表現である。ぎっしりと咲いた「さつき」は、各地でこのように人々の目を楽しませてくれる。

○犬連れて暗き夜道に花茨  進
毎年のように太田川沿いには、この時季になると「花茨」は一斉に咲き乱れて「夜道」をも照らしてくれる。ただ中七の「暗き夜道に」は「暗き」を入れなくても「夜道」だけで十分伝わるので「土手」など他の言葉に置き換えた方が良いように思われる。

○駅員と陣取り合戦夏燕  厚子    
駅では、よく燕の巣を目にするが、「夏燕」を擬人化したところが、何とも微笑ましい。

○沿線の夏山膨れ上がりけり  茂樹  
広島から西条までの「沿線」の所々が、このような感じで迫力があった。

○初咲きのぼうたん供へ一周忌  ねむ女
上五の「初咲きの」という言葉から、作者の常に故人を思う気持ちが伝わってくる。
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○言葉より言葉にならぬ花水木  たつみ   
愛らしい「花水木」と作者の秘めた思いの取合せに興味がそそられる。


*次回予定
日時 六月五日(日)十八時〜二十時 
場所 カモメのばぁばぁ
投句 兼題「短夜」一句と当季雑詠を二句
 
※新型コロナウイルスの状況次第では、通信句会とします。

投句締切 六月四日(土)
投句先 茂樹または六星さん
清記公表 六月五日(日)
選句締切 六月八日(水)
選句連絡先 茂樹まで

    (茂樹 記)




おまけのアトム

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選句用紙をぐちゃぐちゃにしてしまってゴメンナサイ。


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